Nicotto Town



地名

地名を見ると、その土地に秘められた歴史が見えてくることがある。

たとえば、


  =条里制(奈良から平安時代に組まれた区画制度)の跡。
   そこだけ不自然に碁盤の目になっていることが多い。
    江戸期の古地図と現在の地図を合わせると意外と一致する。


 =古代の製塩地。そのあたりまで海岸であったことを示す。
   製塩土器(塩を作るために使用する)がそのような場所から出土されることもある。
   

 =江戸時代の塩田があったことを示す。
   江戸期の古地図を見ると、○○塩田と書かれていることがある。


 =東海道・西国街道などあるが、江戸時代の街道があった場所。
  街道沿いに松を植えていたことが由来。
  今でも松が植わっている。

馬屋
 =南海道で馬屋を設けられた場所。
  馬の墓が残っているところもある。
  馬屋以外の地名で残っている場所もある。


 =潮待(潮流が速い地点で、そこだけだけゆっくりしている)地を示す。
  平清盛厳島巡礼航路(そのような名前だったような)でも、
  泊のつくところで、潮が変わるのを待っていたようである。


他にもかなりあるが今回はこれぐらいに抑えておく。
ただ総体的に上記の云われがある(古文書などの文献から)だけなので、
全てがそのような云われではないという事を付記しておく。
たまに古地図を広げながら、
現在の地図と見比べるのも面白いかもしれない。

#日記広場:日記

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2011/05/27 07:52
こういうこと語らせたら1000文字じゃ足りない私が通りがかるだけにとどめておきます(自制

地方によって、方言で「○」が付くのはこういう地名、みたいなのも多くありますね。



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