卒後研修会
- カテゴリ:勉強
- 2011/05/22 00:45:03
自分が卒業した大学ではなく、別の大学の薬学部が開催しているものに参加してきました。
テーマは漢方で、2人の先生がそれぞれの切り口で二コマ。
最初の先生は、漢方処方を分析して、どの生薬の成分が有効なのかを突き詰めて純粋に取り出すという手法。
ある程度スクリーニングするとは言え、片っ端から動物実験していくので、とても手間がかかったとのことでした。
二コマ目の先生は、処方そのものの有効性を証明していくという手法。
なにせ、処方を構成している生薬単独では大した効果がないのに、処方としてまとまるとかなり効果が上がる。
でも、処方するドクターたちの漢方に対する評価が半信半疑。
まずは患者さんを通常の医薬品2種類と漢方処方の計3種類の治療をランダムに割り付けてデータを取ってありました。
結果、遜色ないデータが提示されていました。
漢方の「証」の診断と西洋医学の診断と微妙な違いにドクターたちは戸惑っている感じでした。