【夢小説】ウォーリアーズ
- カテゴリ:自作小説
- 2011/05/20 20:02:58
小峰文庫から出版の猫の物語、「ウォーリアーズ」の夢小説です。
大好きでしょうがなすぎるので我慢できなくて書いてみることに←
駄文ですが、見ていただければこれ幸い。
第一章
どんよりした曇り空の下、アイスポーはキャンプの空き地の真ん中に一人で座り、目の前に居るもう一匹の猫を凝視していた。
水色がかった白い小さな雌猫は身を低くして全身の毛を逆立て、喉の奥でうなり声をあげ雄猫を威嚇した。
雄猫はびくともしない。
アイスポーは飛び掛ろうとつま先に力を込めた。
そのとき。
突然空を覆っていた雲が千切れ、一筋の太陽の光が雄猫に降り注いだ。
雄猫の炎の色をした毛が、燃え上がるように輝く。
アイスポーは驚きと戸惑いで蒼い目を見開き、雄猫の緑色の目を見つめた。
体格は大して変わらない子猫同士なのに、その威厳のある雄猫にアイスポーは恐れさえ感じた。
アイスポーが雄猫に声をかけようと口を開きかけた瞬間、突然空き地が揺らいだ。
何事かと小さな悲鳴を上げて駆け出すと、誰かに脇腹を突付かれた。
アイスポーは目を覚ました。
上と下が逆転する。
自分はコケとヒースを敷いたやわらかい寝床で仰向けになって激しくもがいていた。
また脇腹を突付かれた。
「アイスポー?大丈夫?」
ショウガ色の見習い仲間のサンドポーが、緑色の目で心配そうにアイスポーを見つめていた。
アイスポーは何度かまばたきするともぞもぞ起き上がって、前足を突き出し尻尾を上げながら盛大な伸びをして欠伸した。
「うん、大丈夫」
「そう。ホワイトストームが見習いたちを集めて朝のパトロールに行くって言ってるわ。早く行きましょ」
サンドポーはアイスポーにちらっと振り返ると、早足で見習い部屋のシダの茂みから出て行った。
アイスポーは前足で耳の後ろを洗いながらふとさっきの夢のことを思い出していた。
あの炎の色をした毛を持った雄猫は誰だったんだろう?
だが、考えても分らないししかたがない。
アイスポーは立ち上がって体を振ると、サンドポーに続いて寝床を後にした。
【オリジナル登場猫紹介】
・アイスポー【氷の足】手足の長いふわふわした水色がかった毛を持つ白猫。
この夢小説での主人公。
・ウルフポー【狼の足】黄色い目をした灰色と銀色の混ざった毛の長い雄猫。
アイスポーの親友。同期の見習い。
知っていたのか!!!
ふおおお!!絶対読むべき!これは児童文庫の域を超えてる面白さだよ!
早く読めええwww
図書室にあって次見ようと思ってたんだよw
ただいまwktkしながら今の本を読み終わるまで我慢中w