☆人足寄場
- カテゴリ:その他
- 2011/05/20 00:34:43
江戸時代には不作からほぼ全滅の飢饉まで併せて78回もあったと言われています。そのようなことがあると農民たちは土地を捨て江戸に出てきたそうです。ところで、江戸の初期のころは追放刑が中心で、無宿人を江戸から追放していたそうですが、中期以降になると徒刑、つまり犯罪人を施設に拘禁して強制労働を科すようになってきます。
そこで登場するのが時代劇で有名な人足寄場です。これは徒刑を科すために石川島に作られましたが、これはあの長谷川平蔵のアイデアだったそうです。また、時代劇を見ていると、人足寄場とは刑務所のように思われそうですが、実際には単純な力仕事の人夫として働かせながら、社会復帰のために大工やわら細工などの手職をつけさせ、出所時にはその賃金を与え、さらには正業につかせるところだったそうです。また、驚くことに教育機関や医療機関も完備されていたそうです。
今では東京の府中刑務所に人足寄場の創始者として長谷川平蔵の記念碑があるそうです。
こういう厳しいだけじゃなく情に厚いところが庶民にも部下にも愛されたんでしょうね。
♪⌒ヽ(*゜O゜)ノ スゴイッ!!!