日本丸
- カテゴリ:日記
- 2011/05/17 15:40:35
先週末、日本丸に行った。
これは横浜のみなとみらいにある帆船の研修船だ。
ちょっとした縁で今日は日本丸と博物館を無料で見学していいですよ、と言われたので早速入ってみる。
ボランティアの案内役のおじさんは、普段は他の船に乗っている船長さんらしい。
明日からまた航海なんだけどね、と言いながらの説明は帆船の話1割、後は「知り合いや息子に商船学校はどうですか」というアピールだった^^;
今、商船業界は深刻な人手不足らしい。
「不況知らずの業界で、今一人当たりの求人倍率は1,5件から2件あります。中学卒業後5年制に行くか、高校卒業後2年制に行くか。高校卒業後4年制の大学もあるけど、資格は同じだよ。実習は船員だけど、資格を取れば士官になれるよ。商船学校の入学倍率、今は低いよ」と大アピールである。
昔に比べて危険も少なく操作も大変じゃないといっても、航海を始めれば長い間24時間逃げ場がないし、いろんな欲求をがまんしていかなければいけない。
すごく大変な仕事だ。
けど沢山我慢や決断をしてきただろうおじさんの話は面白く、船酔いしなくて勉強より実習が好きなタイプの子なら、手に職つけるのもひとつの選択肢なんだな、と思った。
ついでにその前の博物館にも入ったが、横浜の歴史の展示を見ると、ここが埋め立てだらけの地なんだとよくわかる。
地震が来たら、液状化は幕張どころの話じゃないだろう。
江戸時代の新田開発から考えれば、本当に広範囲が埋め立てられている。
怖い場所である。
実は今のチーフも元船乗りです。
やはり東京湾専門だったらしいですが。
水上警察とは、いろんなところで働く人がいるんですね。
航海という感じではなくても、色々気を使わないといけないんだろうなあ。
確か警視庁に入って水上警察やってるはずです。
フィールドが東京湾では「航海」って感じではないですが、
船乗りも色々です。
卒業航海はハワイが一番人気だそうですね。
日本丸の今までの卒業航海の航路、ハワイと西海岸ばかりでオーストラリアは1,2個しかありませんでした。
浅瀬がないので航海が楽という理由もあるのだとおっしゃっていました。
入試倍率は、残念ながら今は低いそうです・・・
商船大もいいと思いますね 倍率低いんだ(-_-;)
日本丸は今、一応練習船ではあっても橋でつながれているので、出航してもとの状態に戻すには2億くらいかかるとか。
でも子供向けのマリンスクールなどで甲板磨きをしたり、帆を揚げる訓練をしたりといろんな役割があるそうです。
でもベッドも狭いし仕事はきついし、大変そうですよね。
うちの子も車酔いがすごいので、残念ながら商船学校は無理みたいです^^;
確かに、あそこで寝泊まりしつつ、海の仕事の作業を学ぶのは
大変だとつくづく思いました。
で、大変そうだなと思っているけど、子どもには商船大学行ってみるかと
言ったことがあります。「水も海も大嫌い」だと言われました。