『少女飛翔スルモ転落シ…』
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/05/13 19:50:52
私は一人、窓際に立ち
遠く高く広がる空を見上げた。
来る日も来る日も、私の周りの景色は変わらないと言うのに
窓から見る外は、毎日毎日移り行く…
空を自由に飛び回る鳥を恨めしいと思った日もあるけれど
いつしかそれも徒労というものだと知り
これを最期に私は空を見上げるのは、辞めた
屋敷と言う名の檻
名家の娘という名の柵
望んで生まれたわけではないけれど、
私は望まれて生まれた
幸せでも無いけれど、不幸でも無い
涙も出なくなった瞳は ただのガラス玉
梳いてもらうだけの髪は ただのナイロン
磨かれるだけの腕は ただの陶器
感情を無くした心は ただの鉛
自由な意思で動かすことの出来ない躰は 細い糸に吊られているだけ
まるで私は操り人形
糸が切れて、肢が縺れて、階段から転げ落ちれば
いとも簡単に崩れ落ちて ただのガラクタへ…
そう、いっそ壊れてしまえばいいと思ったその時
鉛の心は また再び動いて
錆びついて固くなった窓をこじ開け
あれからどれだけ見上げることの無かっただろう 空へ
飛んだ
嗚呼私も鳥と同じように空へ羽ばたける
期待で胸を膨らませた私は
宙を仰いで空を捕まえようと、手を伸ばす
だが
一瞬だけ空に近づいた気がしたけれど…
そうだった
私には羽根が無かったんだ、と気づいたと思うと同時に
空から遠く離されて行くのを感じた
落下…
背に地を感じた時には
空しく伸ばされた手も地に落ち
私の心もまた鉛へと還って行った…
~~~~~~~~~~~~
あとがき
気まぐれで小説が書きたくなったので書いてました。
これは小説?詩?どちらかわかりませんが私の作品には変わりありません。
どっちだっていいのです。
何だっていいのです
誰が何を言おうと、私の作品ですっ!
お気に召していただければ光栄、
気分を害されたなら申し訳ありませんです。
書いていて、己の知っている言葉の数を知らないのに気がつかされました。
もっと言葉を勉強したいです。
自分の表現したい通りに言葉が出てこない!って
もどかしいですね。
なんか…なんか嬉しいです…><
一応、中世的な感じで現実離れをした雰囲気で書いたんですけれども、
実は現代人にもこんな風に窮屈に思う事ってあると思うんですよね。
檻や柵の形は彼女とは姿形も違うんですけど、誰にでもあるよなーみたいな!
で、急にわぁっ!っと感情的になって飛び出したくなると言うか、駆け出したくなるような感情があるんだけれども、実際はなかなかそう言うのって表に出すことは無く
彼女の場合は閉じ込められ過ぎてた事により、知識が持てなくて失敗してしまうんですけれども…
だんだん何が言いたいのかわからなくなりました(´-ω-`;)ゞポリポリ
とにかくそんな想いを胸に書いてました。
わぁ嬉しいです!!
私の作品が絵になるなんて…嬉しすぎます(感涙
もなかさんのイラスト大好きです(*^_^*)
楽しみにしています~
いやいや、最初っからブワッ!って頭の中にイメージ湧いてきましたよ!
マリスのPVみたいな中世風?なイメージがぶわわわっっと!w
じゃあ調子に乗って描いてみたいと思います(`・ω・´)上手く描ける自信はナイケド!
どうにも1枚絵じゃ納まらないので何枚か描いちゃうかもですが…w
うぅ…(´;ω;`)ブワッ
何故か私の作る作品はバッドエンド多しです…(´・ω・`)
儚さを表現したかったはずですが、表現出来ていたでしょうか。
文章力、全然まだまだ拙いですよぅ><
是非絵に描いてくださったら嬉しいです!!とか図々しい事言ってみました…w
もなかさんの心の中にどんな風に映ったのか見てみたいですー(´∀`*)
文章力素晴らしいですね…すごく頭の中にイメージ湧いてきて思わず絵に描きたくなったくらいです><