本棚。12
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/05/10 17:18:38
1・「書物狩人」 2.「書物迷宮」 3.「書物法廷」
著者・赤城毅 あかぎ つよし 出版・講談社ノベルス
きらきらした文章と可愛らしい文字の友人に、紹介してもらった本。
世に出れば、一国をも揺るがしかねない秘密をはらんだ本を、
合法非合法を問わず、あらゆる手段で獲得する、伝説上の職業 “書物狩人”
その中でも業績ナンバーワンを誇る、
彼に獲得できない本はない、とまで言わしめるエキスパート
“ル・シャールス” を主人公とした 歴史ミステリーです。
エキスパートと呼ばれる人物は皆、共通した何かを持っていて、
それが何かは口惜しいことに言い表せないのだけど、
ル・シャールスはそれを持っている
それが狂おしいほどに憧れます。 カッコいい!
世界史好きな方にすすめてみたい作品でもあります。
私はどうにも歴史、政治には疎いので、どこまで真実で嘘なのか、はかり知れませんが
歴史の裏側がこの本に描かれた通りだったら、と夢見た本でした。