Nicotto Town



閲覧注意(と言うよりお目汚しになるかも…;;)


GWにネタまとめて小説もどき書いてたんですが、案の定暴走して収集つかなくなったので、過去に書いたショートショート(短すぎるし;;)で「自分がどんなの書いてたか」を確認しようかな、と晒してみる…しかし本気で書き方忘れてるし(^^;
…と言うか、やっぱりプロット立てずに行き当たりばったりで書いていくのは無謀だったか…(いつもキャラが暴走してプロット完全無視してくれるので作らなくなったと言う方が正確なんですが;;)


本気でお目汚しなので、興味のある方のみスクロールどうぞ~
(メチャクチャ中途半端&以前書いてた分の続きです。カテゴリ何だったか忘れたので追加したかったんですが文字数大幅にオーバーしてて無理でした;;)






















 傷だらけで倒れていた『彼女』――記憶を失う程の『何か』があったという事は簡単に想像出来るが、最近この辺りで何か問題があったという話は聞いていない。何かがあってココまで逃げて来たのか、それとも記憶を奪われココに捨てられたのか……自由という名の無法地帯である故に、権力者にとって都合の悪い事はたやすく揉み消されてしまう――仮初の平穏、茨に囲われた自由。
 ――偽善的なソレが嫌で、本当の意味で解放されて自由になりたくて、巨大な帝国に立ち向かうレジスタンスになった……切っ掛けは違っても、皆、気持ちは同じ。
 滅びかけた―否、1度は滅びた世界の中で、それでも自由に暮らして行けるのは帝国の強大な力あっての事だと、理解してはいても。
『滅ぶ前の世界って、どんなだったか興味ない? 砂と瓦礫だらけで色の無い世界になる前の、鮮やかさを知りたくない? 帝国に支配される前の、自由な世界に興味は無い?』
 帝国の中にも変わり者が居て、何故かレジスタンスである自分達に力を貸してくれていた……例え相手の目的が何だろうと、あまりにも誘いは甘くて。
『知りたいなら教えてあげる。私の探しモノを見つけてくれたらね!』
 変わっていたのは科学者故帝国に絶対の忠誠を捧げた訳では無い為か、或いは帝国以上の価値を〈外〉に見つけたのか。
『私が探してるのは〈人〉なの。世界が滅びて帝国が支援の名の下に支配したこの瓦礫の世界で、恐らく唯一〈皇帝〉と張り合えるだろう存在…あの子がいてくれたら、きっと帝国も変わってた……』

 夢見る様に遠くを眺めて、記憶の中でしか会えない存在を懐かしんでいるにしては…どこか、違う。
 ――アンタの探し人は、帝国から逃げたのか?
『逃げる? ――いいえ、私達が逃がしたの。……帝国という、巨大であるが故に歪んで狂ってしまった鳥籠から……』
 ――自分達の手で逃がした小鳥を、また捕まえて閉じ込めるのか?
『小鳥。……小鳥? ふっ……あはははは! 小鳥! あの子が! あはははは!』
 ――何がおかしい?!
『あぁ、そうね。何も知らなかったら、鳥籠から逃がされたのは小鳥と思っても仕方無いか……ふふふ』
 ――なら、何を逃がしたんだ?
『鳥籠に居るのは愛玩用ばかりじゃないって事』
 そう言って、艶やかに笑う。
『あの子は猛禽……いいえ、そんな可愛らしいモノじゃないかしらね?』
 逃がしたのは、来たるべき時の為。狭い鳥籠から飛び出して、自由に空を舞う事を……自力で生きる事を知った鳥は、きっと帝国の歪みを吹き飛ばしてくれる。
 他力本願と言われるだろうその言葉は、けれど真実。
 あの子が中心となって嵐を巻き起こす……あの子自身も意図せぬままに。そしてその嵐は、形骸化した帝国を破壊する事で新しく生まれ変わらせる……!
 破壊なくして創造は無い。
 破壊を恐れ守りを固め過ぎて、いつしか肝心の中身を失ってしまった帝国を、きっと――

アバター
2011/05/10 00:08
続きが楽しみです^^
アバター
2011/05/09 22:10
おもしろいよ!
言葉がちゃんと難しくてw
本物の小説みたい! ←小説に対する私のイメージって・・・^^;

これくらいずつだったら読めるし♫
まとまった分厚い本だと開く前から避けてしまうと言う><

誰なんだろう? 『あの子』 
アバター
2011/05/09 18:42
確かに破壊なくして創造はないかもしれませんね^^
続きが気になります!!



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