エレニア・タムール記
- カテゴリ:小説/詩
- 2009/04/19 14:19:24
アメリカのファンタジー作家、デイビッド・エディングスの作品。
元はエレニア記3冊を角川から出していましたが、現在はハヤカワから6巻ですね(高い)。続編のタムール記は元からハヤカワで6巻組。
えらい大長編ですが、読み終わったら、もうおしまい???って思うかと。
ストーリー自体は、パーティを組んで世界を回り、力ある宝石のパワーを借りて邪神を倒す・・という正統派。ベルガリアード/マロリオンと近い筋立てです。
登場人物は相当多いのですが、それが苦にならず、かつキャラクタ立てが非常にしっかりしているので、これ誰だっけ?にはなりにくい構成です。
キモはなんといっても、キャラクタの魅力に尽きます。悲劇もありますが、全体にちりばめられたユーモアがまた。
年代も決して若いメンバーばかりではなく、相応の中年~初老の、海千山千のツワモノもあふれているのがまたステキ。
エレニアの宗教はキリスト教を思わせる宗教で統一されたいくつかの王国からなります。主人公はその教会付きの聖騎士団の一人。
そのほかにスティリクム教と言う多神教、その「古き神々」からなる邪神教の王国が絡んできます。
主だった登場人物ですがごく一部をばw・・・・・。
主人公のスパーホークはかつて友人とけんかをして鼻の骨を折ったため鼻が少しひん曲がっている実直な中年(30代後半から40前半らしい)の騎士。ごく普通の常識的な人物です。
その友人でスパーホークと同い年の、読み書きが不得手だけれど、陽気で明るい騎士のカルテン。
北欧を思わせる北の国出身の、どこかバイキングめいた無口ながらユーモアセンスもしっかり持ち合わせた巨漢アラス。
信仰に篤く、将来は教会僧にと考えている、融通が利かないけれど仲間思いのベヴィエ。
明るくて軽妙洒脱、頭の回転も速いティニアン。
シミュラの町の闇世界の頭目、でぶっちょのプラタイム。
サレシアの闇世界の頭目で、頭が良く、音楽の才もある長身痩躯のストラゲン。
エレニアの女王で華奢な美女にして才媛でもある弱冠18歳のエラナ。
子供のメンバーとしては、パーティに加わった当時は10歳、天才的なスリでこそ泥、数学にも秀で、絵画にもすばらしい才能のある少年タレン。
いつも6歳の少女の姿しかとらない(本来の姿は大人の女性)多神教のスティリクム人が崇める、女神アフラエルがまたすばらしくお茶目。神でありながらヒトに叱られてふくれたり、甘えたり、泣いたり。こんな女神様がいたらいいなあ。
個人的にはアフラエル女神、スパーホーク、泥棒少年のタレンが好きです。
図書館には入りにくい本かもしれないですねえ。
最近ハヤカワから復刊しましたです。
この神さますっごいステキ。ヒトと等身大ナところがまたステキ。
ミステリーも繰り返し読む奴です、あたしw
アマゾンで探すとコメントがなかなかの好評なようで・・・
こうなると余計に気になります。
ファンタジーって読んでて飽きないよ(。-д・)bネッ
大長編物って、読んでるときはどんどんのめりこむからあっとゆーまなんだよね~
まだある~って思いながらもね( *´艸`)クスクス
ふふふw エピックファンタジーとしては、かなり毛色が変わっている感じですよ。
しかしまたもや図書館の借りる上限がいっぱいですw
メモしておきます!
そうそう、ご存知の方が少ないのw 大長編だけど、長さなんか感じないですからもったいない~
アフラエルの足はいつも草の汁で汚れているんですよねw
食事当番はw 詐欺でしょうな、あれはwww ベヴィエファンでしたか。ふふふ。
>神子さん
おお~。プログラムは・・・・・・・ですww
少し勉強しようとしたんですけど、煮えましたw
>さとえさん
案外こういう物語で、子供や若くない人が主人公って珍しいですよね。
わたしも誰だっけ?の常習ですけど、これに関してはそんなことなかったですね。
今回のお題は、本好きには嬉しいテーマですね。
>あとらさん
冒険ものお好きなら、お手にとって見てくださいw
決して損はさせませんぜ? ふひひw
(* ̄ρ ̄)“ほほぅ…
面白そう!冒険もの結構好きだなあ!イヒイヒ
出てくる人が中年~初老、海千山千のツワモノってとこに惹かれます。
カタカナ名の登場人物はなかなか頭に入らなくていつも苦労するんですが、
キャラがそんなに立ってるならチャレンジ簡単そうかも。
今回のブログのお題はいいですね~ みなさんのとこ回ると
いろいろ勉強になります^^
ストーリーの参考になりますね~面白そう~(=^▽^=)b
角川のを古本屋で必死で探してそろえたら
また早川から出ましたもんね^^;
最近読み返してないけど アフラエルは足を汚しているんでしたっけ?^^
あと旅の間の食事当番を決めるやり方で笑いました
スパーホークもステキだけれど ベヴィエが気になりますね~~~
久しぶりに読み返そうっと
この本て(ベルガリアードも含めて)知ってる人が少なくて
なかなか話し相手がいません
長さにめげる人もいるみたいだけど ほんとにあっという間に終わっちゃいますよね^^