必要なときに必要なだけ!
- カテゴリ:日記
- 2011/05/05 06:40:03
今、福島第一の事件があってから世界中で原子力政策の見直しが
始まってしまいました。東京都の区長選挙でも、原子力反対の人が
当選して、石原知事が原子力を止めて東京のエネルギーはどうするのか?
と苦言を呈していました。私は石原さんの方が正しいと思いますが
皆さんはどうお考えでしょうか?
日本の電気エネルギーは、昭和35年までは水力発電(再生可能エネルギー)
が主体で、火力発電は水が足りないときの補助的なエネルギー源でした。
一方家庭(田舎のほう)ではやはりその頃までは、料理風呂のエネルギー源は
薪(これも再生可能エネルギー)でした。たき付けは松の葉の枯れ葉を
集めてくるのが子供の仕事でした。これで自然に山の手入れが行き届き
結果として秋には、天然のシメジや松茸が収穫できていました。
LPGの普及によって、必要なときに必要なだけ熱を得られるようになって
生活は便利になりましたが、山は荒れて、シメジや松茸の山の恵みは
消えました。
電気エネルギーのほうに話を戻しますと、35年を境に火力発電のほうが
水力発電を上回るようになりました、これは産業の発達だけでなく
冷房が打ち水と扇風機からクーラーに変化した影響がとても大きいです。
東京電力のクーラー需要はおおざっぱに言うと東京電力の中に東北電力
の負荷が増えたくらいになります。必要なときに必要なだけのエネルギーを
使って快適な生活が出来るようになった反面、地球温暖化とエネルギー源の
枯渇を避けるために原子力発電が出現して当面エネルギー源の枯渇と
地球温暖化について何とかしようという矢先にこの事件が起きて
しまいました。エネルギー源の最終目標は核融合エネルギーの開発です。
これは人工の太陽を地球上に置いてこれからエネルギーを得ようという
物ですが、まだやっと緒に就いたところでまだまだ先の話です。
原子力を止めるのなら、必要なときに必要なだけの生活から離れる必要が
あります。我が家は太陽光を持っていますので、年間の光熱費は2万円程度
で済んでいますが、少しでも曇れば発電が落ち雨が降るような天気だと全く
発電しなくなります。風力にしても風がやんだら何にもなりませんし
超低周波振動の問題が解決されているわけではありません。
水力でも、土砂対策から環境への影響の問題を抱えています。
必要時に必要なだけの生活は環境に与える影響がこれだけ大きいのですから
なかなか解決の糸口が見つかりませんね!私は省エネの生活を心がけて
いますが、少しは足しになっているのかと自己満足の世界です。