Nicotto Town


何でも屋のブログだヨン


JAZZの名盤

「アセンション」はジョン・コルトレーンの名盤というより、問題作だね。マイルスの場合のビッチェス・ブリューとはまた違った方向性で、当時のジャズ界に与えた影響は大きいですね。コルトレーンは、ここで初めてフリージャズの世界へと入っていきます。
そして、ここでは、当時の先鋭的な若手ミュージシャンを集めての記念集会みたいな感じでの録音となりました。フリージャズなど好きでなければ、騒音にしか聞こえないかも知れませんが、たしかに騒音だね。コルトレーンのソロは力強い意志を表していて(最初のソロ)すばらしい。トランペットのフレディー・ハバードもなかなかいいソロですね。ドラムのエルビンもなかなかいいバッキングです。


http://www.youtube.com/watch?v=tgrQhBTDfhk&feature=related

ちなみに、この1/4で聞かれるソロは、コルトレーンとトランペットはデューイ・ジョンソン
弱々しいトランペットだよ・・・彼は精神的に参ってしまう。

2/4のソロは、テナーがファラオ・サンダースかな。その後のソロがトランペットのフレディ・ハバードで実にすばらしいソロが聴かれる(ドルフィーのラストデイトでのソロのごとく)。次のアルトのソロは、マリオン・ブラウンかな?

3/4のテナーのソロは、アーチー・シェップ。次のアルトのソロはジョン・チカイだと思う。

こののち、コルトレーンは、テナーのファラオ・サンダースをメンバーとして最後まで一緒に演奏活動をする事になります。

ドラムのエルビンとはケンカ、ピアノのマッコイ・タイナーも限界。ベースのジミー・ギャリソンのみ初期のメンバーとして最後までバンドにとどまります。




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