☆卒業
- カテゴリ:映画
- 2011/04/28 00:27:51
「最近、この手の青春映画ってあるんですかね?」と問いかけたくなるくらいの名映です。
たまたま、撮影現場に来ていたダスティン・ホフマンがその場でスカウトされて、デビュー作として出演したという有名な逸話もありますが、こういう話は「青春映画」につき物なんでしょうか、石原裕次郎もそうでした。
しかし、ちょっと不思議な気がしますけど、ダスティン・ホフマンってさえない男の役が多いんですけど、いつもかっこいいんですよね。
ところで、この映画全編を通してサイモン&ガーファンクルの歌が流れますが、これがまたこの映画をピリッとさせています。
【スジ】
優等生で大学を卒業したベンジャミン(ダスティン・ホフマン)ではあったが、将来に対する不安でいっぱいであった。そんな時、ベンジャミンの両親は盛大なパーティーを催したのであるが、面白くないので逃げ出したベンジャミンを、ロビンソン夫人(アン・バンクロフト)が追いかけてきた。そして、自宅でベンジャミンを挑発したのであるが、その時は運良く何事もなくすんだ。しかし、その後は逆にベンジャミンの方からロビンソン夫人にデートを申し込み、しばしばホテルで会うようになっていった。
しかし、そのような関係はロビンソンの娘エレーヌ(キャサリン・ロス)の登場で変わることになる。ベンジャミンの両親の勧めで初めはいやいやながらエレーヌとつき合ったのであるが、徐々に心は変わっていく。そのことに嫉妬したロビンソン夫人は自分との関係をばらすと脅迫したが、そのことは火に油を注ぐようなものであった。
そして、ついにロビンソン夫人は最後の手段として、エレーヌにベンジャミンとの関係をばらしてしまう。さらに、ロビンソン夫妻はエレーヌを結婚させようとしていた。
ここからが映画史上に残る名ラストシーンである。ベンジャミンはベイブリッジを走り、エレーンの結婚式が行われている教会に飛び込んできた。そして、参列者を押しのけエレーンを連れ出し、通りかかったバスにウエディングドレスのまま飛び乗った。
この「卒業」というタイトルは大人の世界への卒業だと、誰かが解説されていました。
この時はダスティホフマンも初々しかったですね。
映画史上に残る最後の結婚式のシーン、私は昔から花嫁に逃げられちゃった花婿が気の毒で仕方ないです。
こんな失恋の仕方したらすごく傷つきますよねえ。かわいそうすぎるー!