おこさま
- カテゴリ：日記
- 2011/04/26 20:10:28
昨日・今日と変な天気だ。
とくに昨日は、太陽が出ているのに雨が降り、雷が鳴っておまけに雹も降った。
さいわい小粒だったので、被害が出たという話は聞かない。
はるか昔、当方が小学生の頃、ゴルフボール大の雹が降ったことがある。
家の被害は、雨戸を閉めるのが間に合わなかったところのガラスが割れた程度だったが、畑の葉物野菜は全滅だった。
当時は養蚕をやっていたが、桑の葉も全部落ちて、カイコに食べさせるものがなくなってしまった。
裏山に、育てられなくなったカイコを埋めるための穴を掘っていた父の後姿を、いまでも鮮明に覚えている。
年配者は、カイコのことを「おこさま」と呼んでいた。
「お」をつけて、さらに「さま」がつくのだから、とても大事に育てるものということか。
それを処分しなくてはならない状況になって、さぞや無念だったんだろうな。
今回の震災で、生き物の世話ができなくなってしまった方々、心中お察し申しあげます。
カイコでも牛・ブタでも、いずれその命をわれわれが頂くわけですが、その日が来るまでの間は
ちゃんと世話をしたいというのが生産者だれもが思うことです。
ウチは、そのときの雹をきっかけに養蚕から撤退しました。
牛ならしばらく放牧状態でも生きていると思うけど、ブタやニワトリじゃ数も桁違いに多いのでしょうから、どうしようもないでしょうな。
しっかし、いつになったら原発落ち着くのでしょうかね？
よく、海外のニュースでその大きさの雹が
降っている映像を見ますが、国内でも
降るんですね…(´△｀)
あんなものに当たったら農作物は
ひとたまりもありません～～っ！！
昨日は取手市で竜巻が発生したと聞きましたが
大気の状態が不安定なんですね…
福島の畜産の現実は辛過ぎます…
眠っている野生の本能を呼び起こして
生き残ってほしいです。