Nicotto Town


D.J.Moon... in my soul


ジュール・シュペルヴィエル


詩:ジュール・シュペルヴィエル



   秘められた海

だれにも見られていないとき、

海はもう海ではなくなる。

海は、だれにも見られていないときの

ぼくらのようになる。

その海には別の魚たちが泳ぎ回り、

別の波もまたうちよせる。

それは海のための海

そして、ここでぼくがしているように

海を夢見る者たちの海だ。

          
(from 詩集『世界の寓話』1938)
『沖の少女』現代教養文庫1335/1990.5.30刊より。

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2009/04/19 11:58
リィさん>ことあるごとに、本棚からひきだして、こっそり開いてみるページです。日本語訳がでたのかどうかもさだかではない詩集『世界の寓話』1938を読みたくて探しています。一生さがしてるとおもいます。笑

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2009/04/19 11:54
みみずくさん>学生時代、誰の罪にもならない、手工業マフィァのネットワークをつくってみたくて、夢想していた頃の空気をおもいだすんです。笑。始まりが,強烈ですよね。
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2009/04/19 11:50
さとぴっぴさん>この詩にであったとき。インターネットの海であそびはじめていたころでした。
ネットの海なんて、この詩が書かれた当時は想像することもなかっただろうけれど、
コトバのイメージは、力強く響いてきました。ぼくにとってバイブルのような詩です。
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2009/04/17 22:20
不思議だけどすてきな詩ですね^^
海が人生そのもののような感じがします
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2009/04/17 12:22
ちょっと難しいけれど、とっても惹き付けられる詩ね。
最初の2行の引力ったら素晴らしいと思うわ。
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2009/04/17 01:38
なんだか奥の深い詩ですね^^
ムーンさんの世界みたく、不思議ででもそこには癒しがあって・・・
なんだかそんな雰囲気を感じるのは私だけでしょうか^^;



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