みーちゃん ~そばにいるよ~
- カテゴリ:自作小説
- 2011/04/22 18:26:09
「みーちゃん!なんでいるの?!」
みーちゃんはただただのどを鳴らすばかり。
「どーかしたの?」
一階からお母さんの声がした。
(みーちゃんがいるの、ばれちゃいけない!!)
瞬時にそう思った少女は、
「なんでもなーい!!」
と、叫んでいた。
「そう?それならいいんだけど・・・・・」
ばたばたとお母さんが玄関を出て行く音がしなくなると、少女は小さくため息をついた。
「みーちゃん、ここにいちゃいけないんだよ。」
そう言ってみーちゃんをベットから離そうとすると、
いやだ!というようにシーツに爪を立てて、少女の方を見上げながら、
「にゃあ~」
と、うれしそうな声で鳴いた。
少女はみーちゃんをどかすのを諦めると、みーちゃんの隣に横になった。
そして、みーちゃんを抱きしめるようにして、眠りについた。
みーちゃんが部屋にいることになって……
これからどうなるのかな?
細かいところだけど、「シーツをつかんで」よりは、
「爪を立てて」とかの方がいいかなと思うんだけど、どうでしょう?