ニコッとタウン恋愛物語…5
- カテゴリ:自作小説
- 2011/04/21 22:48:14
あれからタイミングが合わずS&Wさんとはチャットできていない。
まあ、僕の方が一方的にお部屋に訪問しているだけなんだけど…
なんかニコッとタウンで付き合うことがあるのかなんて他の人には知られたくない話だから、掲示板に書くなんて事できないし。
秘密の話がありますって掲示板に書いたら、それこそ変に思われるしな…
でも聞きたい、ニコッとタウンにはメール機能が無いんだな、秘密の会話ができない。秘密が無いって事はいいこともあるけど、不便なこともあるんだな。
ニコッとタウンで付き合う。
ア~知りたい。
などと上記に示していることを考えつつ、僕は真剣な面持ちでパソコンの画面を見ていた。
今僕がいる場所は釣堀11番、この頃やっと釣堀デビューしていたんです。で、何故真剣かと言いますと…
僕がいる場所から向かって反対側に、あのロザミアさんがいるではないか。すごいことに完全に2人っきりの空間になっている。
釣堀に入ったと同時に、わわわわ~となり、すぐさま消えるのは違うなと思い、って言うかチャンスだろ?チャンスだろ?
『こんばんは、お邪魔します』
と声を掛けてみた。
『こんばんは^^』
とだけ返ってきた。やった、返ってきた。
残念ながら釣りをしている時は、チャットするのは結構難しい。僕は即座に場所に着き釣りを始め、極力彼女の邪魔をしないように心がけた。
僕は釣りどころではない、失敗ばかりだ。時々、画面上の速報でロザミアさんが何を釣ったか表示されている。僕が思う限り、あまりいいターゲットを釣り上げられていないようだ。たぶん、レアな魚を待っているのだろう。時たま…
『もう、またダメだ…』
と独り言を言っていた。
こんな時僕はこう思う。僕のせいか?僕がいるから釣れないのか?そう思ってしまいます。僕が釣れたときの速報さえ邪魔だと考えてしまうのだ。
そうだ、僕は石になろう。いや、ロザミアさんがレアな魚を釣るためには呼吸音さえ止めてみせよう。
……………………………………………限界だ。
そんなこんなしているうちに、ロザミアさんは30分の時間がきてしまったようだ。
『時間なんで、お先に失礼^^』
『お疲れ様ですた』
釣りをしながらキーを打つのは難しく、緊張もありまた打ち間違えた…そんな僕に彼女はまた笑った。
『ふふ^^』
そして、消えた。
もう釣りなんてどうでも良かった。それにしても、さっきのロザミアさんの釣れなかったときの独り言…反応しても良かったんじゃないかと今思っちゃったよ。
いまさら後悔。あ~、自己嫌悪><
そうなんですか
ニコタはなんでないんですかね?
でしょ?^^
釣りしながらのチャットって難しい^^;
ヒットしている時なんて文字打てないし^^;
なぜニコタにはお手紙機能がないのでしょう。。。
釣りしながらのチャットって難しいですよね^^
大丈夫ですか?
続き楽しみにしててくださいね^^
どうなるか、俺自身も楽しみです^^
続きが楽しみだな^^
そうですよね^^
ほんと初めてのときは無言でした^^
後から会話しておけばよかったなとか、ほんとに思う^^;
後悔ですね…
でも、俺もみんな同じだと思うと安心しました^^
楽しみにしててくださいね☆
なにもかもわからなすぎで・・・・話すことも知らなかったwwww
緊張すると、何を話せばいいかわかりませよね(>_<)
相手は何も思っていないとわかっていても、二人きりになると特に・・・・
あとから後悔いっぱいします^^
みんな同じなんですね^^ ヨカッタ✿
続きも楽しみです♪