娼婦。。^^;
- カテゴリ:アルバイト
- 2011/04/20 06:10:54
私が最初に経験したバイトは、
高校近くで行われた中学校水泳大会の競技委員です。
水泳部の顧問が仕入れてきた棚ボタバイトです。
労働と呼んでいいのかと思うほどの、簡単な使い走りで、
なかなか結構なバイト代をもらいました。
帰りに、皆で駅前の中華料理屋に行き、金額を気にせず、
定食以外のものをドキドキしながら頼んだのを覚えています。
その後、
「人を使う立場になるのなら、使われる立場を経験しておけ。」
という父の一声に納得し、一番きつい仕事を探しました。
候補はバキュームカーの内部掃除、大学病院の死体プールの深夜管理、などがありましたが、
結局、土方(ドカタ)をやりました。
一月ほどでしたが、
それまでに出会ったことのない人達の考え方や時間の使い方を目の当たりにし、
世間知らずの私が、少し経験値の上がった気分に酔っていました。。^^;
家庭教師やバーテン、モデルの真似ごともしましたが、
当時のユニークなバイトというと、
新しくできたクラブやディスコでのサクラです。
ただ、カウンターやホールで、
友人たちと酒を飲んで時間を過ごすだけのバイトです。。
バイト代というか、日当というか、お車代というか、
金額も定まらない何か得体の知れないものが、帰りがけにはポケットに入っていました。
私は経験論者ですので、
他人の考えは、自らが経験した積み重ねを演繹的に組み立てて想像します。
その私が、想像の及ばない先、今にして思えば、やってもよかったかなと思うバイトは、娼婦です。
(男の場合は男娼というそうですが。。)
モデルの真似ごとをし、夜の盛り場で明け暮れていた頃、そういった連中の存在も知っていました。
ほとんどが計画性のない自堕落な、
ただ体を売って目先のお金を稼ぐ、ホスト崩れであったり、モデル崩れであったりでしたが、
その中でも、何人かは、頭もよく、気品もあり、機知に富み、
これからの人生を、自らに与えられた能力全てを使ってでも大きく船出するんだという決意さえ感じさせていました。
私は恐ろしくて、遠巻きでしか見ていませんでしたが、
そんな一部の者は、卑屈にならず、出しゃばりすぎず、
洗練された者のみが入場を許される空間に、緊張感をもたらしつつも溶け込んでいました。
トム・クルーズが、ニューヨークで男娼をしていたというのは有名な話ですが、
彼を成功させたバイタリティーは、そういった底辺での経験から来るのかもしれないと思ったりします。
ダンテの地獄編に、「この門をくぐる者は全ての希みを捨てよ」というフレーズがあります。
希みを捨てた位置から、はい上がっていく者には、何か共通の冷徹な気迫を感じます。
相手を選ばず蹂躙され、その中で人間の尊厳を保つ。
華やかな世界と地獄の世界を一夜にして行き来する。
私には、想像を超えた経験です。
マルクスが、
「資産を持たない者は自らの時間を売り渡し、その対価として金銭を得る。」
というような事を言っていましたが、
恐らく、娼婦という職業が卑しく思われるのは、売り渡すのが、時間のみでなく尊厳も含むからかもしれません。
それでは、尊厳を保ちつつ、蹂躙されるとはどういうことか。。
現在、個人のアイデンティティーを無視し、成果のみを追求する社会の中で、
尊厳を失うことを常態として労働対価を得ている私たちと何が違うのかと考えてしまいます。。
私は強い心を持っていないので
恐らく男娼という仕事は耐えられないと思います。
でも、
やってみたかった、経験してみたかったという意味では、娼婦かな。。^^;
では、また。。
そうなんですよ~~
口で言うのは簡単だけど、実際は厳しいんだろうなぁ~~って思いますが。。^^;
最近、(っていうか、ちょっと前から。。)
室町時代に興味があって。。
お能とか、応仁の乱とか、荘園の税制度とか・・・
それらって教科書では伏せてるんだけど、実際の背景には、結構、男娼が関係してて。。
何と何がどれだけの影響関係にあったのかって、考えても考えても、理解不能なんで。。@@
経験してないとわかんないのかなぁ~~?><? なぁ~~んて思って。。
つぶやいちゃいました~~\(^▽^)/~~
相当の思いがあって・・・そのための資金稼ぎと考えると・・・そこまでの思いを持ち続けられるかどうか・・・
かなり性根は鍛えられそうですから・・・そう考えてみると・・・やってみたかったかも??^^
フランスの宮廷では、正式に娼婦が国費で雇われていたり、
徳川幕府では、後継者製造装置としての大奥があったり、
市井でも、妾や愛人など、色々とその手はいますが、極度にプライベートな内容になってしまい
ベールの先に押しやられたのでしょうね。。^^;
考えても、考えても、考えがまとまりません。。><。。
売春とはまた違うんですかね?
「春を売る」と聞くとなんかステキに聞こえるのはなぜでしょう^_^;
職業に貴賤はないと言いますが。
人の考えは人それぞれですもんね^^
やっぱ、僕には、必要性と、勇気がなかったのかなぁ~~@@:
最古の職業ですか。。
体一つで出来ますものね。。
赤間神宮の先帝祭を見てると、悲しくなります。。
^^;
上野千鶴子って、苦手なんだぁ~~(*≧◇≦*)
あの辺りの話を聞いてると、何かだまされてるような気がして。。><。。
ジェンダーフリーも、信奉者が少なくなってきましたよね。
あの運動って、結局はマルクス亜流だったのかなぁ~~って、最近、思ってます。^^;
風俗従事者に対し、やっぱ素直になれません。。
なんでかなぁ~~?@@?
尊厳云々に加えて、
先帝陛下が今の日本に根付かせた
一夫一婦制っていう社会システムを狂わせるって思えるからかな~~??
まだ、頭の中で色々なキーワードがぐるぐる回ってます。。^^;
尊厳・・・複数の相手だから?ならば、一人相手の愛人なら?
と言っても結局は個人のプライドとかにかかってくるのかな^^;難しい。
でも、そこを踏み台に飛躍する人もいるわけですから
相手から何を吸収するのか得るのか・・・・
バキュームも死体も臭いが厳しいですよ~結構染みつくらしい。
しかし、女性蔑視 差別にもつながります
>現在、個人のアイデンティティーを無視し、成果のみを追求する社会の中で、
尊厳を失うことを常態として労働対価を得ている私たちと何が違うのかと考えてしまいます。。
↑の考え方は深いね
風俗従事者も仕事だと割り切ってプロ根性もって稼いでいる人と
なんとなくやってる人と、普通の仕事してる人と変わらない感じにいるんだろうなと思います。
風俗じゃなくても自分の仕事にプライド持ってる人とそうじゃない人といますもんね。
々々さんの仕事の幅広さすごいなぁ^^;
華やかな世界だけかと思ったのに土方経験もおありだとは!