あなたが生まれた日は、地磁気的には静穏な日でした
- カテゴリ:日記
- 2011/04/19 17:14:53
相変わらず余震が続いています。
地球の内部で発生する地震と同じように、地球の内部でつくられているものに地磁気があります。
地磁気は、磁石の向きとなることで知っている方も多いと思います。
地球は、自身が大きな磁石になっていて、磁石の周囲に磁場ができるのと同様に地球の周囲には磁場が生じています。
これを地磁気と呼びます。地磁気の強さは、nT(ナノテスラ)という単位で計測します。
地震と比較すると、地磁気のエネルギーは大きなものではありませんが、昔から地震の前後に地磁気の変化が見られたという報告があるようです。
地震の前後に、動物の持つ体内の磁気センサーが狂ってしまうなどとも言われますね。
火山の噴火でも、地磁気が噴火予測に役立つという報告があります。火山噴火も地震と大きくかかわっているため、地磁気で地震の予測ができるかも知れません。
日本では、京都大学大学院理学研究科附属地磁気世界資料解析センターのホームページで地磁気データを見ることができます。
ちなみに、東日本大震災の発生した3月11日の観測データは下記で見ることができます。
http://wdc.kugi.kyoto-u.ac.jp/ae_realtime/201103/index_20110311-j.html
地磁気の擾乱が凄いですね!*1
地磁気の擾乱は、よいものではないかもしれません。
あなたの生まれた日の地磁気データが気になるという人は下記でチェックしてみてください。
茨城県の柿岡にある気象庁地磁気観測所で取得されたあなたが生まれた日の地磁気データです。
http://wdc.kugi.kyoto-u.ac.jp/birth/index.html
ちなみに僕の誕生日の地磁気の結果は・・・
「Kp指数から判断して、あなたが生まれた日は、地磁気的には静穏な日でした。」*2
注)
*1:AE指数は、オーロラ帯において経度方向に比較的等間隔に分布した観測所の地磁気データを用いて、AE(オーロラエレクトロジェット)電流の変動を指数化したものです。これにより、磁気圏からのエネルギー流入、サブストームの様子等を知る事ができます。
*2:Kp指数は、1949年にドイツのゲッチンゲン大学で考案された指数で、サブオーロラ帯(オーロラが頻繁に見られる領域の少し赤道側)での地磁気擾乱の振幅を、世界時の3時間毎に静穏な順に0o,0+,1-,1o,1+,…,8-,8o,8+,9-,9oの28段階で対数的に表現したもので、地磁気の擾乱の程度を表す指数として比較的広く使われます。
弱い擾乱まではOKです。
良かったですね♪
私が生まれた日は、地磁気的には弱い擾乱が起こっている日でした。
読めても書けない字がっw
難しいことは解りませんが、静かで穏やかであったというのが、ちょっと嬉しいNecolaboです^^