それは、いつもと同じ朝のだったのだが・・・・・

「おとなしく、お留守番できるかな？」

　にゃ～！

「おとなしくお留守番してたら、おみやげ買ってきてあげるからね。おみやげ何がいいかな？」

　にゃぐろ～！

「マグロのお刺身ね。わかったわ」

　にゃ～ぉぉ～ん！

「う～～ん、みーちゃん、そんな可愛い声して・・・出かけられなくなっちゃうじゃないの」

　にゃ～！

「じゃ、みーちゃん、いってくるからね」

　
ﾊﾞﾀﾝ、ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ　←（ドアが閉まり鍵をかける音）

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　さぁ～てと・・・・やっと　行った行ったにゃ～
　今日もにゃぐろ　楽しみだぜ～！

　へへへぇ～　きゃんたん（簡単）なもんだにゃ～

　それにしても、暇だにゃ～
　棚の上においてあるのは、アイツが毎晩楽しみに飲んでいる「レミーマルニャン（ﾚﾐーﾏﾙﾀﾝ）」にゃー？

　ちょっと舐めてみるにゃー。

　おお、なかなかいけるにゃー。ママタビよりまろやかにゃー。

　（だんだん酔っ払ってきたぞ～・・・・）
　へへんだぁ～　こんな狭い所に閉じ込めやがってニャー。
　つまらん！つまらん！あああああ～つまらんにゃ～！

　よっ！カーテン登りだぁ～　頂上まで到着ぅ～　
　へへへ～ん！こんなのきゃんたん（簡単）にゃー。

　（しかし・・・・カーテンにぶら下がっているうちに、カーテンレールごと落ちたぁ～）
　（落ちる瞬間に、照明に捕まろうとして、照明ごと落ちたぁ～）
　（その後、食器棚にぶつかり、中の食器が落ちて　ガッチャ～ン！）
　
　あ、痛っててぇ～。。。
　
　あまりの痛さに飛び上がり、「レミーマルタン」のボトルを倒してしまったぁ～。
　無常にもレミーは、すべてじゅうたんに染み込んでいった・・・・
　
　ガァ～～～ン！たっ、た、大変なことになってしもーたぁ～

　そのまま、僕は、途方にくれて、陽も暮れていったのだった・・・。

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　「みーちゃん、ただいま～」
　「おみやげの・・ま、ぐっ！！ええっーーーーー」

　「みーちゃん、何やったの？」
　「お部屋の中、メチャクチャじゃない！　ああぁ～　私のレミーがぁ～」

　「こらっ！みーちゃん！　今日のマグロはお預けっよ！」

　・・・　　ぼ、ぼくの・・にゃぐろぉ～　にゃーぁぁぁぁぁぁぁぁぁ～～！　

　という声が近所中にコダマしたそうな。。　>_<；　ﾄﾎﾎﾎﾎｯ・・・・・・