大きな病院は「病院紹介所」
- カテゴリ:日記
- 2011/04/15 05:07:45
大きな病院は患者を捌ききれないので、中小の病院に外来患者を分散させようとします。
かくして大きな病院は「病院紹介所」になるのです。
だからケガして病院に行っても大抵、治療してもらえず他の病院を紹介されるだけです。
そんな事を何回も繰り返していると「ああ、この病院はどうせ診てくれないだろうけど、他の病院を紹介してもらえばいいか」という感じになってきます。
それで祖母を大きな病院に連れて行って、適当な病院を教えてくれるように頼むと「診察する」と言い出しました。
救急病院に病人を連れて行って治療してもらえるとは意外な話です。
どうやら、救急病院には「患者を診察する」能力があったようです。
今まで散々、「専門の医者がいないから治療できない」と診察拒否ばっかりしていたのに脳外科の分野には強かったのでしょうか。
手の皮膚の簡単な縫合にすら尻込みしていた医者が診察すると言っても、にわかには信じられないのですが私も急いでいたので他の病院を探す手間を考えれば、致し方ないと言いますか、藁にもすがると言いますか。
たかが骨折の治療もできない病院とはいえ仮にも救急病院ですから、ひょっとして脳外科だけでもまともな治療ができる可能性はあります。
こうして祖母の病状は回復したのですが、これからもCTスキャン等の検査で数回通院するのかと思うと気が重いです。
何せ、この大きな病院は外来患者が多いので待ち行列が長いですから。