jここだけの話 =^.^= (長文覚悟です)
- カテゴリ:日記
- 2011/04/06 23:24:33
2041年4月 今年も僕らの町では、観桜会が盛大に催されている。
老若男女、酒池肉林、贅沢三昧・・・・今日は飲めや歌えの無礼講じゃ~^^
そんな時、僕の父が語った。
それは、今から30年前、僕が生まれる前に起きたことだ・・・・・。
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この町を、未曾有の大きな地震と津波が襲ったのだ。
津波から逃げ遅れた多くの人たちが、犠牲になった。
僕の父たちは、着の身着の儘、高台に避難して無事であったそうだ。
さっきまで昼飯を食べ、テレビを観て寛いでいた我が家が、あっという間に津波に呑まれてゆく姿を目の当たりにした。とてもつらく悲しかった・・・・・。
その時、日本中のネコ、一万匹以上が、被害にあったこの町に集まってきたのだ。
もう春とはいえ、避難所はまだまだ冷える。
ネコどもは、かわるがわるじいちゃん、ばあちゃんの膝に乗って身体を暖めた。
「おお、暖かいのぅ~」「じんわり、自然のアンカじゃ~」とじいちゃん、ばあちゃんはとても喜んだ。
日が暮れると真っ暗になった。停電で照明もつかなかった。
すると、ネコどもは、お互いの体を擦りあわせはじめた。
ネコの毛を擦り合わせ、電気を発生させた。
「おぉぉぉ~静電気発電だぁ~」
真っ暗な避難所の明かりが、ぱぁ~と点灯して、一挙に明るくなった。
次々とネコどもは、問題を解決していった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
もう一つの問題は、原子力発電所が地震で事故を起こし、放射線漏れが発生したのだ。
作業員の方々の決死の努力にもかかわらず、放射線は収まる気配はなかった。
そこに、一万匹のネコどもが電子力発電所の建屋の上に一列に並んだ。
「放水ぃ~ ハジメ~」
ネコどもは、一斉に放尿を開始した。
彼らは、地球のネコではない。ネコ型の宇宙人、「スーパーネコ」だったのだ。
そして、彼らのオシッコは、放射線を中和する能力をもつ。
ただし、臭いがものすごく強く、あまりの臭いにたいていの者は卒倒してしまった。
しかし、毒性はない。
放尿が始まると、作業していた人たちは次々に鼻を押さえて倒れた。
オシッコのチカラで、徐々に放射線が消えていったことは、ほとんどの者には知られなかった。
けれども、作業員の一人であった僕の父は、意識が朦朧とする中、その光景を見ていたのだ。そして、小さな声ながらネコどもに話しかけた。
「あなたたちは、普通のネコじゃないね・・・いったい何者?」
ネコどもは、耳をピクンピクンとさせたが、少しニンマリしただけで何も答えなかった
そして、父の意識も臭いにやられて遠のいていった。
臭いが消えるまでは少し時間がかかったが、臭いともに放射能も徐々に消えていった。
臭いが消えた頃には、ネコどもは各地に消えていった後であった。
その後、すっかり放射線の影響はなくなった。
このことを知る者は、僕の父以外にはいない。
他の人に話をしても誰も信じてはもらえないそうだ。
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もうすぐ、田植えがはじまる。
ネコどものオシッコが良い肥料となって、町ではここ数年豊作が続いている。
今年もきっと豊作だぁ~♪
この話を、傍らで居眠りをしながら聞いていた一匹のネコがいた。
ネコは、耳をピクンピクンと動かしながら、少しニンマリしているように見えた。
― この話は フィクションです。
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被災された方々へ、謹んでお見舞いを申し上げます。
僕も、この話のネコのような能力があったらよかったなぁと思うのですが、実は無能ネコなのです。
でも、今は日本人全員が、いや日本いるネコもイヌも、ウシ・・・までもが、少なからず力を合わせ、きっと復興することができると信じてやみません。
早期の回復、復興、心から祈っています。
コメありがとね^^
そう、やはり消費を支えないと、経済は停滞してしまいますものね。
東北を救うためにも、笹かまぼことか・・・買いましょう!
私も何の能力も持ちませんが、せめて、自分に与えられている時間と仕事を
精一杯やろうと思います。
チリのような生産性も集まれば日本を支えれると思います。
やっぱ、こういうときこそ助け合わなければ、です^^
世の中には悪い事する人も多いけど、なかなかどうして人情ってまだまだ残っていると思う。
このネコたちは、宇宙からやってきたネコですから、オシッコも違うんです。
放射線もなくしてしまうし、肥やしにもなってしまうという都合のいいオシッコです。
ただただ臭さだけは、不都合です^^;
ところで、この話は30年後の僕の子供が書かれたものですよぉ~ww
優しい気持ちになってくれてありがとう。
本当は、こんな話をネタにしてはいけないかな と思っていました。。。。
でも、ほんとにこの話のように早く復旧して、何もなかったと思うような状況になってほしいです。。
ホントに放射能をどうにかする方法があったらいいのに。
私も復興を心をより祈っております。
これからも募金や東北の商品を買う等で、応援していきます~。
放射能除去の力もあるやもしれませんb
何十年か後にこんな話を書いたな~とzukkyさんが楽しく思い出せる日が来ますように^^
こんな ネコちゃんがいたらいいね。
zukkyのやさしさ…ありがとう。