夢に出たらヤだな…
- カテゴリ:映画
- 2009/04/11 10:39:03
H.G.ウェルズの宇宙戦争って小説は,ジュニア版で読んだ様な気がします.
昨晩のスティーブン・スピルバーグの映画は怖かった…
パニックになってるヒトの群れが怖い.
河の流れに流されてくる死体が怖い.
地下室から出た時の外の風景が一変していて怖い.
悪夢の様な,地獄の様な風景.
CGなんかも駆使してるんでしょうけれど,
質感が現実にあるモノと地続きに繋がってしまっていて,
夢に出てきそう…(なかなか寝付けず…でも夢は見なかった…かな?笑)
子供の頃テレビでみた
ロジャー・ゼラズニィの"地獄のハイウェイ"
(邦題は"世界が燃え尽きる日")が怖かったけれど
あれと同じくらい…
ヒトが居るべきトコロに居なくて,
だーれも居ない廃墟が続く感じは, 恐ろしいですね.
なんでヒトが居なくなってしまったのか…
それを想像するのが怖いです.
現実にそういう場所に居ることになったら,
日常を取り戻すために,食事したり,いろいろするだろーな.
そうしないと心の平常を保てない気がします.
ウィキペディアのページには小説原作の訳文が一部引用されてるみたいで,
ヒトが他の動物たちや, 戦時にヒトがヒトにして来たことと
異星人がヒトにすることの違いに差がないのでは無いか
と, 問い掛けている下りがあります.
トライポッドが逃げるヒトの群れを追うシーンは,
カウボーイが馬に乗って牛の群を追うトコロに
似ているかも知れません.
映画の背景が放牧場の様な開けたところなのも,
もしかしたらそういう意図があって選ばれていたのかも…
野阿梓先生の"花狩人"の冒頭シーンも連想したり…
小説だったら,自分の想像力の域までなので,
限界があるのだと思うけれど(限界は無いとも言える)
映像の場合は頭の中に焼き付けられてしまう感じで
イヤだ…見なきゃ良かったと思うトコもあります.
余談…
トム・クルーズもなんだか良いおじさんになって来て
ちょっと好感が持てる様になってきたかなぁ(笑)
子役の女の子の視線が怖かったです.(そう見える様に撮ってるんだろーけれど…)
でも,にっこり笑ってるとこはきっとかわいいんだろーなぁ~
確かに、この作品のとむ・クルーズは良い感じになってますね。
あ!あの宇宙戦争だったんだね。
はは、トム・クルーズもオジサンだよね。
私は若い頃も好きだったよ ❤」