ニコッとタウン恋愛物語…2
- カテゴリ:自作小説
- 2011/03/30 00:01:05
大学の受講が午前中で終わり、午後はコンビニのバイト、家に帰ってきたのは夜の7時頃だった。
晩御飯を食べてすぐに自室へ行きパソコンを起動させてネットに繋げ、お気に入りに入っているニコッとタウンのページへ。
「よし今日はゆっくりとタウンを回れそうだな」
ニコッとタウンに入って3日目、俺はまだニコッとの機能などもまだまだ分かっていなかった。
タウンを歩いているとたまにチャリンと音が鳴る。
「何なんだろな?この音?たまに鳴るけど」
そして、タウンにいるほかのアバターが吹き出しで話しているのに良く出てくる単語。
ステプ。
「ステプって何だ?」
今も隣にいたアバターが言う。『ステプありがとう☆』と。
他のアバターもステプありがとうって言ってる、そして俺のパソコンからチャリンと音が鳴る。
僕はまだまだ恐る恐る歩き初心者広場に着いた、そして少し脇に寄って辺りの様子を探る。この間ずっと初心者広場にいるアバターからは『ステプありがとう』の文章が飛び交っていた。
今日は少しだけ勇気を出そうと思ってニコッとに入っていた。それは誰かと会話をしようということだった。
初めての話題でステプのことは結構良い話題なのではと思い、俺は声を掛けるタイミングを計っていた。
すると僕の隣に急に現れたアバターがいた。侍の姿をしているアバターだった。急に隣に来た気まずさも関係なく僕はこの侍アバター『S&W』さんに声を掛けてしまった。そんなことするのは初めてだったが、ここは仮想タウンだしこういうことを楽しまなきゃいけないのだと思っていたので。
慣れないキーボード操作でやっとのこさ次の文章を打った。
『あの~ステプって何ですか?』
S&Wさんという方は答えではなく、こう返ってきた。
『俺に話してる?』
あ~あ~あ~、またすごい時間がかかって僕はこう打った。
『すいません、そうです』
『コーデを見る限り君はまだ初心者だね、では教えてしんぜよう。ステプというのは……』
何回か句切って、事細かにステプのこと、その他良く使いそうな機能を教えてくれた。
なんだステプって気持ちの良い行為じゃん^^そう思ったら、片っ端のアバターのステプを押していた。チャリンチャリンと音がする^^そうだったのか、この音だったんだな。
僕はずっと無視していたんじゃないか…これからは必ずありがとうと返そうと誓った夜だった。
S&Wさんは帰りしなにこうも言ってくれた。
『もし良かったら俺の島にも遊びに来てよ』
『はい、喜んで』
さっそく教えてもらったお気に入り機能を使い、S&Wさんをお気に入りにした。
初めての会話が終わり、ちょっと一息ついたときだった。
僕は彼女を見つける。
彼女は先ほどのS&Wさんと同じく僕の隣に急に現れた。
ポニーテールの髪型とボーイッシュなコーデ、珍しいコーデではなかったけど何故か目に入った。
僕はステプを押そうと彼女のプロフィールを空けようとした瞬間だった。
チャリ~ン
僕のステプが鳴った。
とっさに打った文章、気がつかずエンターキーを押した『あいがとう』
彼女の吹き出しがすぐに出る『ふふ、あいがとうになってるよ^^』
え?消え行く吹き出しを見て確認する。あ、本当だ…
そう言って彼女は消えた。待ってくれとも言えず彼女は消えてしまった。
名前もちゃんと確認できずに、でもコーデだけは覚えていた。瞬間寂しくなる、もう会えないのかな?と。
しまった、プロフィールを開きお気に入りに入れておけば…自分の記憶を辿る、名前を思い出そうとして。
ロザ…までは思い出したが、次が出てこない。仕方ないと諦めていたが、運命って言うのはあるんだな、意外なところで彼女のことを知る。
そうですよね、ホントドキドキしましたよ^^
なんかこんなんでいいのかな?って思ったり
普通に歩いているのに、これでいいのかな?って思ったりね^^;
打ち間違え、俺もしょっちゅうです^^
いまだに、打ち間違えはしょっちゅうだけどww
同じなんですね^^考えることは
ほんとはじめはなんで音が鳴っているのか?分からなくて
今思うと恥ずかしい感じもします^^;
リアルでこんな音がしたら嬉しいですね^^
誰かステキボタンを押してくれたんだってね^^
俺も後1ヶ月ほどで1年ですが、初心を忘れたくないですね
こんなにたくさんお友達ができたのは嬉しいしかないです^^
ステプの意味もチャリ~ンの意味も、全然わからず、タウンの中を歩き回っていたことを
思い出します。
実生活では、こんなにチャリ~ン音が鳴り響くのなんて、聞くことできないですもんね。
最初は本当に新鮮だったし感動したなぁ。
あれから半年・・・いろいろなことが分かるようになってきたしお友達もたくさんできたけど、
あのときの新鮮な気持ちをいつまでも忘れずにいたいな。
そうでしたか、俺もステプを知ったのは結構後でした
自分でなんとなく分かったと言うか^^
気になった人いるんですね^^
すごく気になりますね☆kannoさんの気になる人☆
どんな人なんだろう?^^
確かにそうでしたね^^
俺は初めて入った時に0時になって終わりになる頃に
独り言を言いました^^「おれ、今日が初めてだったんだ」
って、そうしたら近くにいた人が反応してくれたんだよ^^
「そうなんだ」ってね
それでやっていけるかなって思ったんですよ^^
人とお話をしたのもずいぶん後でした。
気になった人が現れたのもずいぶん後でした。
音が鳴るのが楽しくて。。。。
キラリ~ンと☆が出るのが楽しくて。。。。。
人それぞれなんですね^^
でも気になる人が現れるのは一緒でした♪
初めのころは、ステプの意味も音も分からず^^
話しかける勇気も度胸もなく^^;
同じく、初心者の方が話してるのをそばで聞き耳立ててw
覚えたのを思い出しました^^
続き楽しみにしてますね^^
そうだよね^^;
ほんと解ってなかった^^;
今はだいぶ解ってきたけど、あの頃は…初々しいね^^
はい、お楽しみに☆
そうだね、夜桜見に行こう☆そっちの方が楽しみかも^^
「ステプありがとう」の意味も
解ってなかった
あのころが懐かしく思い出されます^^
さすがに、知らない人に話しかけたことはないな~
続き、楽しみにしてるよ
元気になったら、また一緒に夜桜見にいこうね^^
ステプってなんだ?って思ってましたよね^^
俺はステプ押してくれても分からなくてずっと無視してましたね^^;
だから初心者の方を見ると懐かしく感じます
そうですね、初心者の頃を思い出しながら書いてました^^
続きお楽しみに☆
私も、ニコタをやって初めに思ったのが
「ステプってなんなんだ~>皿<」
でした(*´ェ`*)
顔文字も良く使うようになったな~(*´∀`*)
自分の初心者のころ思い出すなあ
続き待ってます^◒^!