Nicotto Town


猫バカのぶろぐ。うん。   ・・・・・・読んで?


みーちゃん ~出会いは始まり~

ある少女が、学校からの帰り道でのらねこに出会った。
いつもなら、そのまま通り過ぎるのだが、少女は立ちどまった。

なぜなら、その猫が、足にけがをしていたからだ。
少女は、その猫を優しく抱きかかえ、家に帰った。
(お母さんに見つからないようにしなくっちゃ。)

猫に温めたミルクをやりながら少女は考えた。
(まずは・・・・名前よね。)
ミルクをちゃくちゃくとなめている猫を、じーっと見つめた。
その猫は、三毛猫の雄だった。
血がこびりついている辺り以外は、きれいな毛並みだった。
(みけねこだからぁ、みーちゃん!)
「みーちゃん!」
「なぁお」
なに?というようにみーちゃんは返事をした。

少女は、みーちゃんを部屋に連れて行き、ベットに寝かせ、こう言った。
「いい?お母さんが帰ってきたら、ないちゃ駄目だからね?」
みーちゃんは、了解、という風にうなずいた。

不思議な事に、お母さんにみーちゃんが居ることが知られることはなかった。




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