震災に思う①~風評被害
- カテゴリ:日記
- 2011/03/26 14:04:13
日々物資が入るようになってきて、私の周りはだいぶ落ち着いてきています。
しかし、まだまだ被災地では困っている方々がたくさんいらっしゃいます。
そう、風評被害です。
TVやネットなど日々情報が飛び交っている中で、なかなかどれが正しい情報であるかの
判断は難しいとは思います。ただ、よくよく吟味してみると、特に放射能の情報などは有害
かどうかの判定は可能であると私は思うのです。
被災地のほうではわりと落ち着いていて、ボランティア仲間などと話したのですが、私たち
は日々を生きるのに精一杯で、放射能の数値に一喜一憂していられないほど追い詰められています。それゆえ、放射能の数値に反応している人たちの様子を見ていると、言い方は悪いですが、日々の生活に余裕があるからそういう数値に踊らされて騒いでいるように
しか見えません。
むしろ問題はその数値の踊らされた人たちが、被災地に支援物資を運ぶのを拒否したり、災害から立ち直ろうとしている人たちの復興を妨げているという事実です。
日本人の傾向として、このような大きな出来事が起きたときには、合理的というよりは、イメージや感覚で行動する人が多いのか、その影響がでているのです。100ベクレル。。
実際はレントゲンを使用した時の数値の20分の1以下の数値です。なのになぜこれほどまでな反応を起こすのか。とても残念です。
お願いです。被災地の、被災した人たちのことを考えてください。個人個人の過剰とも思えるその行動が、被災地の人を苦しめているということを知ってください。
たとえ小さな叫び声でも、私は上げずにいられない。
一人ひとりの理性ある行動が、今本当に求められているということを理解してほしい、
心からそう思います。