jazzは大きな誤解を受けています。

と、僕は思います。

jazzのイメージ...というと
キザ
大人
しっとり
敷居が高い

などなど、そんなイメージが浮かぶ事と思いますが実際のところといえば黒人音楽、発祥は貧民間における文化の一つであるゆえ、ひどく土着的なものも多いです。
アフリカ系ブラックのリズムに白人系クラシックの理論の融合。
（jazzほどジャンルレスな音楽もそうないので一概には言えないんですが）

上記のイメージとはかけ離れたところにあるように思います。
聴いていると腰にきません？
これって、踊れ！っていう体からのサインなんです。

奏者がゴキゲンでプレイしていると楽しい気分になりません？
それは見ている人の心もゴキゲンにしてくれるはず。

jazzって楽しいものだと思います。
もっといえば、音楽って楽しいものだと思います。
僕の楽しいという考えは、お酒飲んで踊るというドがつくほど安直なものですので、このjazzという音楽の気質がとってもよく合います。

どうもjazzが好きな人は難しい顔をしてしたり顔で「このプレーヤーは云々」という蘊蓄を挟みたがるきらいがあって、僕としては超がつくほど反発しちゃいます。

jazz喫茶という文化がありましたが、店内はおしゃべり厳禁という訳の分からぬスペースで、一度行って3分で退店した記憶があります。
このjazz喫茶畑出身のじゃず好きなおじさんたちはライブに来てもタチが悪い。
喋る他の客を怒ったり、叱ったりする。
周囲はドっちらけですが、おかまいなしで、「おれの聞き方は正しい！」と胸を張って言い張る。
jazzって子供のような柔軟性といい加減さが混ざり合った音楽です。
確かに白人系クラシックの理論がチョイスされていますから、その点においてはまとめ役としてある程度理論が役に立っています。
でもこういう頭の固い人はjazzに向いてないと思います。
jazzは自由なだけ。
楽しい事をプレイしていたら楽しい、美しいものは美しい、愁いを感じたら、そのまま、ありのままを感じる素直なフィーリングがあれば、誰でもjazzれるんです。
誤解しないであげて欲しいな、と思う今日この頃。