~争いの無い世界~*裏切りと新たな敵Ⅳ*
- カテゴリ:自作小説
- 2011/03/15 19:36:05
月の基地から戻ってきた後、玲は丘の木の下にいた。
ポケットから携帯を取り出し、他の人に連絡する。
星姫『はい、もしもし?』
玲「星姫?私だけど」
星姫『あ、玲先輩?煉ちゃん見つかりました?』
携帯の向こうから、気まずそうに聞く星姫の声を聞き、玲は眼を瞑って言った。
玲「煉は…見つからなかった。けど、情報を手に入れたから塑羅と慧璃と一緒に丘の所に来て」
静かにそう告げると、玲は携帯の通話ボタンを押し、切った。
他の三人が丘の所に集まると、玲は月から聞いた情報を三人に伝えた。
もちろん、誰から聞いた情報なのかは言わない。
またあれこれ厄介事が起こりそうだから。
丘の所から玲は、『超難級瞬間移動』で全員を移動させ、最初に目に入ったのはとある建物だった。
全体的に灰色で、形は月の基地に似ている。
だが警備がしっかりしていて、門に見張りが二人いる。
玲「あの見張り何とかしないと入れないな…」
ポツリと呟くと、それを聞いた塑羅は言う。
塑羅「アイツ等?だったら私がなんとかするわ」
そういうと、二丁拳銃を取り出し、弾を調節して、見張りそれぞれに銃先を向けて撃った。
その弾は見事に見張りに命中し、死んでるんじゃないかと言ったら本人は気絶しただけと言った。
門を潜ると、その基地に扉はなかった。
実は言うと、基地の扉は門を潜り基地を裏側に回るとある。
そんなことも気付かずに、玲は大剣で壁を破壊する。
壁の一部を破壊して、中に入ってみると…
案の定、警告音が大きな音を立てて鳴っていた。
玲「なんか月の基地の所と全く同じ事したなぁ…。前の奴は壊したの私じゃないけど」
呑気に玲がそういうと、星姫は腕をバタつかせて言う。
星姫「の、呑気な事を!警告音が鳴ってるのに急がなくていいんですか!?」
塑羅「何言ってるのよ。これも一つの策よ。ねえ、玲?」
玲「まあね。こうやってして敵を誘き出す。馬鹿なあんたは分からないだろうけど」
軽く星姫を小馬鹿にすると、玲は走り出す。
煉は何処にいるのか分からない。けど気配を辿っていけばそのうち煉の場所に付くと考える。
気配を辿ってきた場所は、茶色の木の扉がある部屋。
それを玲は容赦なく蹴り飛ばす。
そして中に入り、叫んだ。
玲「邪魔するわよ。家の妹が…此処にいるはずなんだけど…?」
玲は睨むように視界にいた緑髪の女性を見る。
??「いらっしゃい。ただの客…ではないみたいねぇ」
玲「…妹が此処にいるってさっき言ったよね?」
??「まあまあ。まずは軽く自己紹介と行きましょうか」
その女性は扇を取り出してバサッと広げて口元を扇で隠す。
可憐「私は雅桜可憐。この基地の姫よ」
玲「いきなり親玉登場って訳?」
可憐「初めてのお客様何だもの。私が出ないと失礼でしょ?」
少し間をおいて、可憐は後をつけたす。
可憐「ちなみに其方の名前は全て知ってるわ。全て言いましょうか?」
そう言うと、可憐は次々と言いだした。
召喚族Sランクと言う実際には存在しない最高ランク、藤堂玲。
召喚族Aランクの゛召喚族の輝く星゛と呼ばれる、流星星姫。
同じく召喚族Aランクの゛召喚族の知識人゛と呼ばれる、雪城塑羅。
同じく召喚族Aランクの゛召喚族の歌姫゛と呼ばれる、葉月慧璃。
全て言い終わると、可憐は「あってるかしら?」と言いだした。
玲「…こっちが言う手間が省けたわ。早速本題に移ってくれない?」
可憐「ええ、そうね。確か其方の要件は…妹だったかしら?」
扇で隠しつつも可憐は笑う。
そして開いていた扇をパチンと閉じた。
可憐「こっちは訳があってその子を預かってたの」
家来を呼ぶと、呼ばれた家来は煉を連れて入ってきた。
可憐「お望み通り妹は返すわ」
可憐はまだ笑っていた。けどその笑みに何処か怪しげなところがあった。
煉「お姉さま!」
煉は走り出して玲の足に飛びつく。
玲「訳があって攫った?そんなの当たり前でしょ?なんの訳もなく攫う奴がいると思うの?」
可憐「まあそうよね。んで、此方の訳と言うのが…」
その時、ドスッと背中に妙な感覚があった。
可憐「貴方を…殺す為なの…」
可憐は薄気味悪い笑みを浮かべながら言う。
ポタポタと一滴ずつ血が床に落ちる。
玲はその場で崩れるように倒れた。
意識が遠のいていく中、仲間の誰かの悲鳴が聞こえたのは確かだった―――――――――
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~続く
ふう、やっと続き更新出来た((
最後らへんグロくてすいません^p^
出来たら続きを高速タイピングで(ry
感想待ってますノノ
そうだねw
でもアニメ化されないから大丈夫`・ω・´(キリッ
こういうのがないとイマイチこの小説のハクってものがないと思うんだ(((
ww
確かに月は悪い奴だがこういうことを考えていたのかは置いといて(((ェ
人というものは変わるものだぜ((((
月は元々悪い奴だが((((
>✕葵劉⋕ロコ✕さん
おや、最後の部分悲鳴あげちゃったんですか(((
見入っちゃったんですかw
たまにはこういうのもいいかな…と(((
次回を高速移動で待機ってwwする意味がな((((((ドゴン
さっきメールも送っといたけど、
レミリアお嬢様と私は無事です!!
あと、静岡中部(私の住んでいる)は少しの揺れで、
静岡東部((母さまの居る魔界))が震源…。
でも、母さまも連絡がとれたので大丈夫。
すっげー!!
なんか見入っちゃいました!
次回を高速移動しながら待機←
でも、玲がぁああ!!((
やっぱり月の作戦のうちだったのかーっ
良い奴だと思いかけたら、悪い奴なのねw
前のほうを読んでた時、「あれ?まさかの月が良い奴になる系かな♪」とか思ってたのにw
やっぱり悪い奴なのねw
とんでもない展開ですよぉーww
おお、こういう系好きなんですかw
じゃあ続きを早めに更新しましょうかw
とんでもない展開になってますねwww
おぃらこういう系好きっすよb
続き楽しみにしてます´∀`ノ
なんせ小説ですからww
難しい言葉や漢字があるのは当然ですよb
長文を書けるのは…慣れです(キリッ
ごめんなさいww
こんな長いの書けるなんてすごいねー!