一切れのパン
- カテゴリ:日記
- 2011/03/15 09:28:08
たしか、そんなタイトルじゃなかったかと。
アウシュビッツに送られるユダヤ人の
列車の中でやせっぽちの女の子が
ハンカチに包まれたパンをもらい
列車の窓から逃げ延びる。
途中、お腹が空いてパンを食べようと
思いながら、もう少しだけガマンして歩こうと
ついに安全な所までたどり着いた時にハンカチを
開けてみたら・・・
その中に入っていたのは
パンではなく木ぎれだった。
絶望的な状態の中では、たとえ
偽りの希望でも無いよりはマシ。
というような内容だったかな。
私たちにいまできることは、
この話のパンかもしれない。
役に立たない応援でもしないよりはマシ。
届かなくてもいいじゃないですか。
文句や批判はあとですればいい。
私たちが今できるのは現地にいる人に
「もう少しだから。きっと助けるから」と
言い続けること。
それがタダの木ぎれだとしても
パンだと信じて声を送りたい。
<昨夜のわたし>
ギコチャ停電?ニコットのサークルで
かれんとちょっとだけ(゜∇^*)テヘ
さて今日の一冊
「態度が悪くてすみません」角川文庫
内田樹という哲学者の本です。
土屋先生といい、日本の哲学者って面白い(笑)
「いざというときは、これを食べて凌ごう」と
大事にとっておくところがミソですよね。途中で
開けてしまっていたら、逃げ延びる前に絶望しそうな話ですが(^◇^;)
収容所行きの貨物列車の中、ラビから渡された包みと言う所に重みがあると思います。
列車の外の人からは、是非本物のパンをもらいたいですね。
パズーのパン♪
一切れのパンと聞くと、ラピュ〇のパ〇ーが鞄から出してくれるあれが思い出されます(おいおい)