原子力発電~急性死から身を守るには
- カテゴリ:勉強
- 2011/03/14 15:06:33
●急性死から身を守るには
原子力発電所で事故が起きた場合、放射能は風に乗って流れてきます。被害を防ぐために何よりも肝心なことは、流れてきた放射能に巻き込まれないことです。しかし、放射能をみることはできません。とても難しいことですが、冷静に風向きを見て、原子力発電所の風下から直角方向に逃げることが一番大切です。そして可能であれば、できるだけ原子力発電所から離れることも大切です。でも、仮に少しぐらい離れたところでも、雨にでも襲われれば濃密な汚染を受けてしまいます。放射性物質を身体に付着させることは大きな危険となりますので、雨合羽や頭巾、帽子、それに着替えは必須です。また運悪く放射能に巻き込まれてしまった場合には、それを呼吸で取り込まないようにすることが大切です。マスク、あるいは濡れタオルもそれなりに効果があるでしょう。
ただ一番心配なのは、私達が事故の発生を知ることができるかどうかということです。国や電力会社は事故を過小評価し、できればなかったことにしようとします。一刻を争うような事態になっても、おそらくは情報がでてこないでしょう。おまけに風速4m/秒とすれば、放射能は一時間に14㎞流れます。普通の人は走っても到底逃げられません。車はおそらく交通網が麻痺して動かないでしょう。
以上、『みえない雲の向こうに視るべきもの』(<小出裕章>こいで・ひろあき:京都大学原子炉実験所)
(この記事は、08年6月28日に開催された「講演と映画と音楽の集い」(「終焉に向かう原子力」実行委員会と現代史研究会の共催)での講演によるものです。)
◎避難半径20㎞は、風速4m/秒の場合、1時間30分で放射能が流れる距離です。1時間30分の猶予では、歩いたら5~6㎞くらいしか逃げられません。頼むから国よ、原子力を甘くみないでください。原子力発電所のある都道府県の隣県よ、原子力緊急避難施設を地震避難とは別に設けてください。
ここまで、元のブログ。下記は更新ブログ。
【ご注意】
被爆と被曝は異なります。
●被爆・・・原水爆の攻撃を受けること。(原因が核兵器)
●被曝・・・放射線にさらされること。(原因が原子力発電所)
ただし、「原発」とは「緩やかな核爆発を起こすように制御している」ものですので、核爆発を取り扱っているという点では共通です。
しかし、現在は非常事態ですから、一つの誤字・誤情報が、多くの人命を危険にさらしますのでご注意ください。
3.15.PM14:28 更新分
放射性物質が関東の方に流れてきているようですね。
今のところ人体にそれほど影響がない程度のようですが…。
私は遠距離県だから影響はないと思ってましたが...
風向き雨などでも被爆するとききました^^;
リアでもいまだに被爆者が多い県だし
被爆の怖ろしさって他県の人たちよりも嫌ってぐらい
知ってるからホント、怖ろしよ(>_<)
近県の人は、気が気ではないよね^^:
リアルタイムでのマスコミの目がある中ですから意図的な情報隠匿というよりも、
正確な情報確認に時間がかかってるんじゃないかな、と、ただの一般人は思います。
そもそも未曾有の事態なので、何が起きてて何が起きるのか予想できないのに、
正確な情報を迅速に発信しなきゃならないってどんだけ大変なんだって思ったり…。
こういう事故が起きれば、あらためて原発の危険性とか怖さを感じます。
感じるけれど、でも、膨大な消費電力をまかなってくれてるのも原発なんですよね。
自分は電気なかったら生きていけない人なので、原発反対と安易に言えなかったりします。
むしろ今、原発で何が起きてるのか情報を得られず避難している人たちこそ、
まったりのんびり電気使ってる人たちの分もリスク背負ってるんですよね。
そして被ばく覚悟で勤務してる東電社員さんも。
そんなことを思いながらぐちゃぐちゃ思いながらまとまらない気持ちを抱えて、
「とりあえず自分にできることをするかー!」って無理やり浮上中。
長文失礼しました。
追伸* ものすっごくびっくりしたんですが!!! 元気と勇気と笑顔をありがとうですヾ(*´∀`*)ノ
原爆とちがい、原発のウランはずっと地上に残るとのこと、
それ以前に、もし1施設爆発したら、地球が壊れると知りました。
こんなに大きな電力を使う国になってはいけなかったのだと思っています。
今まで、原発爆発の危機がたくさんあったのに、もみ消しで、私達のところに届きませんでした。
私も、自分で正しい情報を知ろうと思いませんでした。
でも、知らないでは済まされない事態になっています。
今回、爆発しないでいてくれたら、これからチャンスがもらえるのなら、
ここで改まらないと、ダメなのかもしれません。もう1回同じことが来る気がします。
イルカが、数日前にたくさん岸辺に打ち上げられたそうですが、
今まで、体を張って教えてくれたのに、地震を予見することもできなかった。
放射能は、体を、骨をとかします。
悲惨なことにならないように、爆発しないことを、地震が治まることを願うばかりです。
現場の方は生死をかけて頑張って対応しているのでしょうが
国も電力会社の会見も遅く不安に感じます。
気持ちは もどかしいばかりです
被害の大変さばかり報道され
現場は一生懸命やってますが
政府が今どんなことをやってるのか私には見えません
しかも1番強い放射線はコンクリも貫通して来るだとか…。化学の勉強をしたのでそれなりの脅威はわかりますがいざ実際にこんなことになるとは思いませんでした。見て、聞いただけでは無力に等しいですね…。
1人でも被害者を減らせる事を祈るばかりです…。
事故が起き、放射能の影響は分かっているようで、分かっていませんでした。
いずれにしても、一人でも多くの人が無事であることを願っています。