Nicotto Town


猫バカのぶろぐ。うん。   ・・・・・・読んで?


ある日  とつぜん  5

      

  
                はっ


私は目を開いた。   どうやら、寝転んだまま寝てしまったようだ。




「ふわわ~  よく寝た~」



                      ぐきゅるるる



いつの間にか空っぽになっっていたおなかがなった。




「おかーさーん、晩ご飯・・・・・・」



(そうだ おかあさんすずめにしちゃったんだった)




  じゃあ・・・・・・・・


「おかあさん、ここに戻って来て、晩ご飯作って!」













  しばらくたって、外が少し薄暗くなってきたが、かえってくる気配はなかった。





「おかあさん、戻ってきて!!!」



叫んでみたが、結果は同じだった。






(うそ・・・・・・・魔法が使えなくなってる・・・・・・・)




私は振り返って、机の上にある消しゴムを見た。



(動け!動け!    お願いだから動いて!!!)


ひたすら念じたが、消しゴムが動くことはなく、静かに時間がたっていくだけだった。




額に冷たい汗が流れてきた。










もう、私には魔法が使えないんだ。


どうしよう、何の取り柄もない、ただの中一なのに。


魔法が少し使えたぐらいでうつつをぬかして、大切な人までなくしちゃって。









   



          











                  目の前が真っ暗になった。




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