Nicotto Town


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『花』

春のうららの隅田川~
・・・櫂のしずくも花と散る
ながめを何にたとうべき

この歌は明治時代ですが
むかしの隅田川は浮世絵のように美しかったようです。

江戸時代、徳川将軍付きの医者であった桂川甫周は

すみた川花の下漕く舟人は棹の雫もにほひこそすれ

と詠んでいます。
この甫周の娘さんは、みね といいますが幕末に生まれ、昭和12年まで
ご存命でした。
みねさんは、晩年に江戸の思い出を聞き書きに残しています。
そこには、昔の隅田川の様子もあります。

「私の幼い頃のすみだ川は実にきれいでした・・・
しんそこきれいで水晶をとかしたとでも申しましょうか。」

昭和の初めでも、まだ充分きれいだったのではと思うのですが

「いつも申しますことですが、今ではまるでめちゃめちゃになって
想像もつきませんが、実際私の子供の頃のすみだ川のけしきは
何とも言えぬものでございました。」

さて、花咲くころの様子はというと

「広い川筋が、花見のころには屋根船でいっぱいでした。
みんな茶屋の紋を染め抜いた幕を張って、中からチャンチャラ
シチャラカチャンとくり返し弾いている音が川波にひびいてまいります。
川の両側は桜、まるで霞のようにまっ白です。粋な船頭の姿、
水のきれいさ・・・」
『花』の歌詞はさほどに誇張でもなく、本当に櫂の雫はパラッと花が散るようであったようです。

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2009/04/12 19:59
julyさん

隅田川は電車やクルマでしょっちゅう渡ります
言問橋とか渡っても景色と呼べるものもないし

そういえば、童謡「春の小川」で歌われた川は
渋谷にあったらしいですね
今では、暗渠となって道路の下とかを
流れてるみたいです
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2009/04/12 19:50
サミアさん

子供のころの、きれいな川の思い出があるんですね
いいですねえ、それは貴重です
私は、川の思い出がありません

コロコロとやさしいせせらぎの音。。。
あー、とってもステキな表現!

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2009/04/12 19:27
ioio さん

四万十川とか最後の清流とかいわれますね
最後かよー
って、文句いいたくなります

矢切の渡し 乗ったんですね
柴又は帝釈天です
今は、寅さん記念館もできてますよ
松戸に住んでたことがあるので
くわしいのです
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2009/04/12 01:47
本当に水も綺麗だったのでしょうね。
今ではなかなか想像できないのが、
とても残念ですね。
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2009/04/11 22:23
きれいな川の流れは釘付けになりますよね。
何だかonpuさんの文に引き込まれてしまいました。
私の母の名前は「ミネ」といいます。
その母の里は坂東太郎の支流の渡良瀬川の近くです。
私が子供の頃、母の里に遊びに行くと川を見にいきました。
キラキラと光る水面、コロコロとやさしいせせらぎの音、癒されますよ。
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2009/04/11 20:40
本当今の川はあまり綺麗じゃないですよねぇ。。。
昔の隅田川も歌になるくらいだから、とっても綺麗だったんでしょうねぇ。。

広い川筋で、私も屋根船乗ってみたいです。。。
今はあまり川に船ないですよねぇ。。。
あ!でも前にやぎりの渡しに乗って、
トラさんで有名な柴又神社(確か?)行った事あります♪
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2009/04/11 19:07
shuri さん

北海道の川ってむかしは
鮭がいっぱいいて
クマが鮭かついでるイメージがありますね^^
豊平川でしたっけ、鮭がもどったとかやってたのは
うちの近くは、坂東太郎こと利根川が流れてます
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2009/04/11 18:51
HATAさん

遠い昔ですねぇ
多摩川の上流は
秋川渓谷とかでしょうか

豚や鶏が流れてくるんですか。。。
うーん、それはすごいですね
ぎゃ、想像しちゃいました
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2009/04/10 00:01
 う~ん、考えさせられる内容だな~。

北海道も上流の川は本当にキレイだけど、下流はとにかくゴミが落ちていたり流れていたりだよ。

浄化には、地域の人、企業、自治体、全てが意識して努力しないとね~。自分も意識しよっと。
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2009/04/09 04:28
隅田川・・・昔はきれいだったですかぁ~(*゚∀゚*)
ウチから一番近い川は多摩川ですが・・・やはり汚いですねー
いつか上流の方へ行ってみたいなぁ・・・

自分の実家がある北海道ではいくつか綺麗な川がありましてね、
清流日本一になった川もあります。

でも自分が子供の頃釣りをしていた川は
すごく汚染された川で・・・

今じゃ考えられないけど、養豚場の下流が自分の釣りポイントでした。
ウソみたいな話だけど、ブタとか鶏の死骸が流れてくるんです。
そんなところで釣りをしていた自分って・・・(〃゚д゚;A 

あ、今度これブログに書こうっと(*゚▽゚*ゞ
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2009/04/09 01:53
コメントありがとうございます


taronさん

たくみな表現ですよね
みねさんは感性豊かで教養もあるし
幼い頃に美しいものに接してると
感性が育つのかもしれませんね


空豆さん

うーん
いつごろから変わったんでしょうか
『花』は中学校で二部で合唱やりました
女性二部合唱でやるのがいいんですけどねー
前奏もとても素敵です


みぃさん

今の隅田川
これを何に例えればいいのか・・・
そういえば、みぃさんは柿田川なら知ってるでしょ
あの水はとってもきれいですよね


虎玉さん

見たいですねえ
映像で見るだけなら
今ならCGで再現できるでしょうけど・・・
近所の川も、きっと昔はきれいだったはずですよ


あさかぜ飛馬さん

あちこち桜だらけみたいな印象がありますが
減ってきてるのですか
それはたいへんです
「むかしは春といえば桜がそこらじゅうに咲いてたもんだよ」
なんて、思い出すような世の中はいやですよー


撫子さん

今の隅田川をみたら、なんとおっしゃられるか
それは、興味ありますねぇ
タイムマシンでつれてきて
「これ、隅田川です」っていったら・・・
あー、やっぱりそんな残酷なこと
とてもできません

『花』は、なるほど七五調なのですね
それでリズムがいいんだ
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2009/04/09 00:30
みなさんコメントありがとうございます


とりさん

見てみたいですねぇ
江戸の人は
それが当たり前だったわけで
私たちからみると、ぜいたくな花見ですよね


ま~りんさん

『花』は好きな歌なのですが、
なにしろ隅田川という固有名詞がでてきた時点で
そこに美しさを重ねることは現代人には難しいですよね
そのまえに歌詞が難しいですが


Cocoさん

川とか水辺の桜はきれいですよね
日本人はほんとに桜が好きですが
お花見でこれだけ浮かれる国って
他にあるんでしょうか


まりさん

隅田川は、前衛絵画ですか。。。
おかしいーww
隅田川は駄目だけど
上野って今も昔もお花見スポットですね
飛鳥山も、名前はききますが
どうなんでしょう?


メメくらげさん

おとぎ話。。。ほんとに
夢みたいな話です
『花』は歌詞のリズムもいいし
滝廉太郎の曲も素敵です
二十歳くらいで作ってるんですよね


ハレイさん

そうですねー
日本人は庶民がふつうに美を愛でるみたいな
そんなとこがありますね
今は、日本で美しい川を探すのは
たいへんそうです


キリコさん

えー、すてきなとこにお住まいなんですね
風流ですなあ
うちは窓から小学校の桜が見えますが
お酒ダメだし、マンガ読んじゃうし
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2009/04/07 00:07
「今はダメだけど、昔は良かったなー!」とか、「最近の若いモンは!」というセリフは、
昔からずーっと言われ続けていたワケですな。
今の隅田川を見たら、一体何とおっしゃるのやら。
ふと気がつきましたが、「春のうららの 隅田川・・・ながめを何に たとうべき」
最初から最後まで、7・5 7・5 になっているんですね。
音楽の時間には全然気にしていませんでしたが、
そんなところまでいかにも日本の歌という感じがしていいですよね。

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2009/04/06 22:48
桜も寿命があるそうです。隅田川にかぎらずですが
江戸時代に植えられて、300年ぐらいたった桜の木は今そろそろ寿命がきてるそうです。川の水もきれいにしたいし、また桜並木も日本中で消えていこうとしています。
うちの前の桜並木も、毎年木の数が減っていきます。
それでも、最後の力を出し切るみたいに、咲き誇る美しさに、感動を覚えます。
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2009/04/06 22:09
一度その例えようもないくらいきれいな
隅田川を見てみたいです^^

私の家の近くにも川があるのですが
昔はきれいだったのかな?
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2009/04/06 21:53
今の隅田川がどうなっているのか解らないですけど
昔の隅田川は歌詞のような例えようのない美しさだったんですね^^
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2009/04/06 18:49
まぁまぁ。隅田川も澄みきった流れの時代があったのですね。
「花」の中で歌われている、美しさは、いつの時代から失われてしまったのでしょうね。
この歌、学校で習いました。
流れを何に例うべき~♪  今でも覚えています。
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2009/04/06 17:27
みねさんの文章を読みながら隅田川の様子を想像してみた^^
水晶をとかした…ステキな表現ですね。
キラキラ光るような水面と桜の花…そんな所でお花見できたらサイコーだなぁ
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2009/04/06 15:48
幸い家のリビングから桜と川が見えるので、日本酒片手に永井荷風でも読もうと思いました。
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2009/04/06 13:33
きれいですね~、日本人の感性っていうものが感じられますな
ハレイの近くの川は小さくて、そんなに美しくはないんです。
見たかったなあ、
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2009/04/06 08:51
水晶みたいな水面に満開の桜かー。
おとぎ話みたいですね。

この時代の人が書く文章のリズムって好きです。
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2009/04/06 07:39
隅田川の近くに住んでいたことがありました。ときおり、川面をながめに散歩にいきましたけれど、ものすごい色合いで、浮世絵というよりはむしろ前衛絵画のようでした…。、

明治期の雑誌に掲載された文章をいろいろ読んだことがあるのですが、当時は、上野あたりから、いまの北区王子の飛鳥山公園まで、徒歩でお花見に出掛けたりするのが、「ステキな行楽」だったようですね。いまはそんな距離、徒歩で遊びに行こうなんて、誰も思いませんよね。

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2009/04/06 06:44
まさに日本らしい、美しい光景ですね~^^
桜が万人に愛される理由がそこにあるような・・・・うっとり♥
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2009/04/06 01:21
『花』の歌、授業とかで歌ってましたけど、
単に歌っていただけで、情景なんて考えたこともなかったです^^;。
歌詞の意味を理解できていれば、
もっと楽しかったかもしれませんね♪。
・・・でもそう思うのは、おとなになったからかなぁ??。
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2009/04/06 01:08
onpuさんのご紹介くださった桂川みねさんの描写される隅田川、見てみたかったなぁ。
船頭さんの藍の法被と桜のピンクが目に浮かぶようです…!



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