1/20その1(モロッコの旅14)
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2011/03/05 22:04:25
1/20
8時半起床。
きっちりシャワーを浴びる。
何と言っても宿すらないという町である。
民家に泊めてもらえても多くは望めないだろう。
砂漠っぽいところなんだし。
メディナをぐるぐる回り、今日はレバーの炭焼きやラムの鉄板焼きなど、ちょっといいものを食べた。
今日は久々の晴れ間が見え、歩くにいい日だ。
強引な客引きとのやり取りも面白くなってきた。
引きずり込まれそうになっても怖がらず、踏ん張って笑いながら「おっちゃーん、それはないだろー」と言う。
腰を落とすと何かの型に見えるのか、「オー、カラテ」と手を放されたりして。
日本人と言うとジャッキー・チェンとかブルース・リーのように武道の達人とでも思っているようです、向こうの人。
(国が間違っていると言ってはいけない。日本とパキスタンを一緒くたにしたハンガリー人もいるし、「日本の女の人は大変ね、男が芸者のところばかり行って」と同情してくれたフランス人もいる。)
握手してキスを迫る男の子(これも戒律の関係で、イスラム教徒は不倫や婚前交渉すると石を投げつけられて殺されるくらい厳しいのだが、それは教徒の間だけ。異教徒相手は関係ないの。普段は女性の手を握ったりしたら大問題なのに外人相手は構わないから、もうちょっと大胆なことしても大丈夫なんじゃないかなーと考える人も多いのだ^^;)にはにんまりと笑いながら「若いうちからそんなことでええのかー、ええのかー」と言いつつ、握られた手を掴み返して大きく振る。
ダンスのように踊って手が緩んだところで「バイバーイ!」
この町は本当にエネルギッシュ。
「スネーク、スネーク」と言って隙あらば大蛇を人の首に巻こうとする蛇使いのおじさん。
自分の商品の前でおしっこされ、その馬の腹をけとばして怒る露店のおじさん。
「ビンボープライス、ビンボー、ビンボー」と叫んで、いつも足の力を抜いてくれるみやげ物のおじさん。
「ボンソワール、マダム。サバ? マルケット? ヘルプユー。5DH」と案内を迫る子供。
「ノープロブレム、メルシー、ムシュー」というと、少して照れて「オーボワール(さよなら)」といなくなったっけ。
ゆっくり店の中を歩きつつ、残飯を探す猫(たいがいの店はドアを開け放っている)。
ゴミ箱の中を覗く時は、倒さないよう気づかれないよう、まさに忍び足。
外で丸くなって地を見つめる猫は、まるで何かの真理を求めているようだ。
「おばさん、おばさん」と私を呼び込む土産物屋もいた(あちらでは年取っているほうが尊敬の対象なので、わざとそう呼んだのだろうと今は思う)。
「ノー、おばさん is old woman. I’m youngね。You must say おねーさん!」と身振りよろしく言うと、そこらの人まで笑っていた。
歩くときには元気に元気に、と唱えているから何も感じないが、カフェなどに座ると疲れたーと思う。
それでもゆっくりでも歩くのをやめられない。
旅先は時間が限定されているから、余計に見たい、と思う。
私も他のイスラムの国では、アンフェアだなと思いました。
でも、彼らは女性は保護するものとしてとても大事にしているんですよ。
ただ、保護なんかいらないよ、と一人で歩く女性にアンフェアなだけなんです^^;
多分、「すごく悪いことしている女!」と思うんじゃないかな・・・。
イスラム教徒はいつも厳しい教義を持って、女性に対してちょっとアンフェアです =(
とてもエネルギッシュで楽しい町でしたよ。
昔の日本の商店街、超特大版という感じでしょうか。
何しろ、マラケシュのメディナは一番大きいそうですから^^
私たちも「イスラム教徒はみんな4人妻を持ってる」とか「みんなターバン巻いてる」などの間違い情報を鵜呑みにしているので、おあいこ^^
昔の日本の下町もこんな風だったのでしょうか?
でもいまだに「芸者」ってイメージ強いんですね、日本!^^
スネークおじさんは世界各国どこにでもいそうですね。
そんなに巻きたがる観光客多いんでしょうか???私はゴメンですが><
外国人女性ってだけで男性からは過剰な期待持たれちゃうんですか。それは困りますね^^;