Nicotto Town


みんみの日常


゜・*:.。.✿.雛祭り物語.✿.。.:*・゜


゜・*:.。.✿.雛祭り物語.✿.。.:*・゜
★登場人物 ★
~雛家三姉妹~
緑姫(みどりひめ)・・・雛家の長女。しっかり物で面倒見が良い。

白姫(はくひめ)・・・雛家の次女。すこしわがままな所あり・・・?

桃姫(ももひめ)・・・雛家の末っ子。おっちょこちょいなところがある。

~家族~
母・桃桜姫(とうおひめ)・・・国を治めている。雛家三姉妹の母親。

その他にも色々・・・登場します!

✿お話
「ごめんなさいね、白姫、桃姫・・・あまり遊べなくって。」
「いいんですのよ。姉様!私達がわがままをいってしまったせいで・・・」
「でも、また抜け出せば遊びにいけるよ・・・」
相変わらず、前向きなのか何なのか・・・桃姫はいつもこうだ。
「ばかっ!桃姫は何言ってるの!姉様も大変なんだから、貴女も少し・・・」
さすがに堪忍袋の緒が切れたのか、白姫が怒声を上げる。しかしその途中で
傷一つない障子が左右に開いた。
「緑姫様、白姫様、桃姫様・・桃桜姫様が御殿の方でお呼びでございます。」
そういったのは雛家の家来。必要な言葉だけを伝えると、風の様に去って行った。
「もしかしたら、お母様はお怒りになっているかもしれないわ。早めに行きましょう」
「そうですね、姉様・・・」
「・・・(この時間を遊びに回したい)」

この三姉妹が御殿へつくと、その部屋の真ん中に冷静を保ちながらも
いかにも怒りに震えている桃桜姫の姿があった。
緑姫を先頭に部屋の真ん中へ行き桃桜姫に頭を下げる。
「申し訳ありません、お母様」
「申し訳ありませんっ!」
「ごめんなさい!」
・・まぁ、一人だけ無礼者がいるのは置いといて。
「緑姫、白姫、桃姫・・・頭を上げなさい。そして私の話をよくお聞きなさい。」
堂々とした立ち振る舞いでさすが国を収めている物だとよく分かる。
「緑姫・・貴女は少し妹達を甘やかしすぎです。貴女はいずれ私のこの国を継ぐ
 後継者です。妹が可愛いのは分かりますが、少し自分にも厳しくあるように。」
その声は冷静だったが、怒りの声も混じっていた。
「すいません、お母様。これからはしっかりとこの国の為にも頑張ります」
「姉様・・・」
心配そうに見守る白姫をよそに、桃桜姫は二人の方に顔を向ける。
「そして、白姫、桃姫・・・貴女方も緑姫の邪魔をしないようにね」
「「分かりました」」
その言葉だけを伝えると桃桜姫は御殿の奥へと消えて行った・・・」


~その夜~
「明日からは私も、国の為に勉強しなくてはいけません。なので、白姫、桃姫二人で
 遊ぶようにしてね^^」
「そんな・・・こんなチビじゃ相手になりません!」
毒舌チックな言葉を発する白姫。それに対して桃姫は、
「ねぇ、じゃあ今日の夜こっそり抜け出して最後にみんなで遊ぼうよ!」
・・・なんて破天荒な・・と二人は思ったが、みんなで遊べるのが今日で最後だと
思うと、二人ともいいだろう、と承諾した。

ふくろうが「ホゥーホゥー」と鳴いている。
月明かりに照らされた3つの影だけがきらきらと輝いている川に映し出された。
「今日は、満月だから明るいわね^^」
「そうですね、姉様って・・・桃姫?」
「ん?何・・・って!これはこの前川に流してしまったお人形!」
なぜか、桃姫の手の中にはこの間流してしまった人形があった。
すると、突然人形が
「貴女たち・・・これから私についてきて」
としゃべりだした。普通正常な心を持っているものならば不審に思い、付いていかないが
ここでは3人中1人がどうもおてんばなのでいつもみんなは振り回されている。
「ねぇ、付いていってみない?」
「・・・でも、今日は皆で遊ぶのが最後だし、って桃姫!」
やっぱり末っ子は破天荒な物なのか?と思いつつ先に着物だと言うのに
突っ走ってっている桃姫の後を二人は仕方なく付いていった。

これから、思いもよらないような出来事があるとは知らずに――――。

~続く~
つ、つかれた!書くの疲れたよ!
はぁ・・・明日はいよいよ(?)完結編ですが・・・果たして綺麗さっぱり
終わるのか?・・・・心配な所ですが、まぁそこは・・・
(今日は白姫のコーディネートです^^本当は着物ですが・・・)





Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.