ある日 とつぜん 4
- カテゴリ:自作小説
- 2011/03/01 20:22:08
私は、軽い足取りで家に向かった。
「ただいまあ」
「どこいってたの!」
「どこって・・・・・散歩してただけだけど?」
「ほっつき歩いとる暇があるんなら、勉強しなさい!!!」
(もう、うるさいなあ・・・・・・・ そうだ!!!)
「口うるさいお母さんなんか、すずめになっちゃえ!!!」
ぼわわん
小さな音がして現れたのは、きょとんとした一羽のすずめだった。
「はははっ ほんとにすずめになっちゃった!!」
私は、ベットに寝転んだ。
もう、誰も私には逆らえない。
私には魔法があるもの。
口答えする奴は、片っぱしからすずめにしてやる。
わたしにできないことはない。