玲「よいしょっと」
とある場所で玲が何かをしていた。
片手には自分の武器・大剣を持っていた。
今玲がしているのは、一人でモンスターを狩ると言うミッション。
これは皆しているため、それぞれの場所でそれぞれの武器を持ち、それぞれモンスターを狩っている。
玲「はぁ～…。今回も早く終わりそうだな…」
狩ったモンスターの傍により、呟いた。
玲のいる場所は、かなりの数のモンスターが出てくるが、かなり弱い。
本人はその場所でかなりの数を狩れると聞いていたが、かなり弱いとは聞いてなかったらしい。
ほかにもまだいないかと、あたりを見渡した。
そして玲の視界に入ったものは、見覚えのある人だった。
玲は剣を構えた。
構えてからその場に立っていると、周りに次々と人がテレポートしてきた。
何が何だかよくわからない玲は、剣を構え続けた。
そして最後に…
親玉と思われる最後の一人が来た。
そいつは羽織っている黒マントのフードを取った。
玲「やっぱり月か…」
月「お久しぶり…と、言うほど日は経ってないかしら?」
玲「お前のせいであの時…!」
月「言いたいことは分かってる。その前に私の話を聞いて頂戴」
月がそういうと、玲はフンと鼻を鳴らした。
玲「誰が大人しく敵であるあんたの話を聞かなきゃならないのよ」
月「これは重要なことよ。その前にこっちは戦う気はないからその剣を下ろして」
重要なこと、と言われ玲は仕方なく剣を下ろした。
玲「んで?用件は?」
手短に終わらせようと、玲は早速聞いた。
月「重要な話っていうか、まあ忠告ね」
玲「忠告…?」
月「そう。これは私の勘だけど…」
少し間をあけて月は言った。
月「あんたの妹…煉って言ったっけ?その子の傍から離れないほうがいいわよ」
玲「…」
玲は信じ難かった。
今まで敵であった奴が、いきなりこういうことを言うのもどうかと思った。
玲「…嘘の気配はないけど、明らか嘘っぽいわ」
月「………」
少し間をあけて、月は言った。
月「どうなっても知らないわ。こっちは親切に忠告してやったのに…」
そう言って、月は玲の前から消え去った。
倒された魔物の中に、玲は一人残された。
その中で、玲は呟く。
玲「そんなこと…忠告されずとも分かってるのに…」


ミッション終了後、玲は召喚族の里に帰宅した。
玲は今でも月が言っていた言葉を気にしていた。
玲（嘘の気配は確かにしなかった…だけどあいつの目的は一体…?）
？？「きゃあ!?」
考え事をしながら歩いていると、誰かにぶつかってしまう。
玲「…っ!御免、大丈夫?」
星姫「れ、玲先輩でしたか…」
星姫は玲だと判断すると、ホッと胸を撫で下ろす。
玲「なんだ、星姫か」
星姫「なんだとは失礼じゃないですかー」
そう玲に言った後キョロキョロと辺りを見渡していた。
その様子を見て、玲は聞いた。
玲「…どうかしたの?」
星姫「それが…」
言いかけたとたん言葉を詰まらし、黙りこむ。
玲「何なのよ」
星姫「大変申し訳にくいんですが、実は…」


星姫「―――――…煉ちゃんが、行方不明になったそうです…」


玲「…っ!?どうして!?」
星姫「分からないんです。今塑羅さんと慧璃さんにも協力して探してもらってますが…」
星姫が事情を説明すると、玲は焦りを感じた。
玲（もしかして…月はこの事を予測して…!?）
先ほど言っていた月のあの言葉。玲はこの事を指していたんじゃないかと考える。
玲「…私も探す。見つかり次第教えて頂戴」
心の中では焦っていた。だが冷静に、静かに星姫にそう告げた後玲は走り出す。




―――――心の中の、違和感を抱きながら―――――…



～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～続く
2月で最初でもしかしたら最後かもしれない小説(((

いや冗談ですはいすいません←

えー、出来たら続き更新する（かも((ﾃﾒ

感想待ってますﾉｼ

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