ダークバスター 12
- カテゴリ:自作小説
- 2011/02/27 13:57:45
「――――ヴァシカァァァアッッ!!!!!」
幼さが捨てきれない少年の絶叫。
「――ッ?!」
思わず眼を開ける。
差し出される手。
あたしは反射的に手を伸ばし、固く繋ぎあった。
滲んだ視界に映る、灰色がかった黒の瞳。
ちょっとボサボサで乱れた黒髪。
目頭が熱くなって、涙が溢れた。
やっぱり助けに来てくれた、あたしの“ナイト”―――
だが、そのナイトの総身が、前方に傾ぐ。
「ナイ、ト…?」
「――ご…めん…」
掠れた声がかすかに聴こえ、ナイトがあたしのほうへ倒れてくる。
一秒が十秒に引き伸ばされているようなスローモーションの中、ナイトがあたしの手を強引に引き寄せ、あたしを抱いた。
思わず息を呑む。
頭から真下へ落ちてゆく。
ナイトのぬくもりを感じながら――ナイトの、血の匂いを感じながら。
血の尾が宙を舞い、彼の背に回した手に張り付く、ねっとりした液体の感触が…――
周りの景色が遠ざかってゆく。
どうしてあたしのこと分ったの?
どうしてあたしを助けてくれたの?
あたしを強く抱いてくれるナイトのぬくもりだけを感じながら、あたしの意識は、テレビの電源が落されたように消えていった―――
○
何も無い闇。
暗くて寒くて何も見えない。
どこかに限りなく落ちてゆく感じ。
気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い頭が痛い。
フラッシュバックする記憶。
理佳の濁った瞳。
チラつく包丁。
――理佳?
確かに見えた、ナイトに刺さる包丁。
あたしは見たくなかっただけ。
ここに居るのはあたしだけ。
あたし何してるんだろ。
あたし…あたし?……あたしって誰?
分らない。
アタシハ、ダレ?
○
どうもどうも。
今日は午後、夜とゆっくりしようと思って早めに書きました。
ナイト―彼―の正体は?
では。
え、理佳こわーい^q^
凄い気になるんだけどwwwww
続き舞ってますb((漢字違
ナイトのキャラ設定も好きすぎます><
髪の毛ボサボサとか…(● ̄ω ̄●)
お二人はどうなるんでしょう~www
続き楽しみにしていますー!
相変わらず続きが気になるのですb
一緒に落ちてしまったのかな?((いや、落ちるいうな!
そういや、番号書いてくれたんだね~!
さんくす~☆
包丁!
どっから取り出したこの野郎!
あー・・・ダークバスター入りてぇー(しみじみ
なーんでナイト様様はわかちゃったんでしょうかぬ?魅紗さんがヴァシカだったのw
そういや「ヴァシカ」ってうみねこの「じぇしか(漢字出ないorz)」に似てる((だから関係ねぇ
ナイト様様に惚れそうになりました、自分←
続きm(ry