ブラボーさんの日記 | ニコッとタウン

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カテゴリ：30代以上
2011/02/23 22:16:26

さっき、あなたの事を好きだと言いましたが、すいません。

今、自分の家に着き、洗濯をしながらよく考えたのですが、
違うと思いました。
あなたの事は好きなのではなく、
普通より好きなのではないか、という感じです。
好きと言う返事は、完全に好きではないといけないような気がして、
と、言うか、気になってきて、取り急ぎ、訂正メールを送ります。

まだ知りあって間もないのに、そんなに早く好きになるはずがないし、
だいたい、あなたの事もそんなに詳しくはない。
友人に、もし、あなたの事を話す機会があった時、
「で、どんなところが好きなの」と、質問されて、
そう想像した時、
満足に答えられる自信は今はまったくと言っていいほどない。

誕生日も実は知らない、好きな食べ物も。
あなたの実家の特産物も知らないし、
弟がいるとは聞いたけど、歳がいくつなのかも知らない。
お父さんの仕事の事も聞いた事がないし、
好きなブランドがあるのもまったく知らない。

さっきのは、あなたの上手な誘導尋問だったと思う。
ああ聞いて、こう聞いて、そして、結論。
「好き ?」「嫌い ?」。

嫌いではないという選択肢はなかった。
だから、好きと答えた。
いゃ、答えてしまったような感じ。
いゃ、それも違う。
そんなに曖昧ではない。

100が満点だったとしたら、65ぐらいは好きだと思う。
いゃ、60ぐらいかも知れない。
でも、何も知らないから30ぐらいかも知れない。
しかし、30ぐらいというのはあまりにも好きな感じではない。
だって、半数以下なのだから「嫌い」に入ってしまう。
やはり、50ぐらいかも知れない。

そうやって考えていくと、
「好き」とか「嫌い」というのは理屈ではなくなっているように思う。
好きと思っている食べ物があって、
それについて語ったり、文章にしなくてはならなくなったら、
きっと、それは嘘だと思う。
例えばラーメンが好きだとしたら、
それを「ラーメンの何処が好き ?」と聞かれたとして、
「面とスープの微妙な・・・・・」とか、
「こってりでもなく、さっぱりでもなく」とかいう表現は、
単に、「好き」と言う事の理由であって、
「好き」だと言うこと自体を説明する事は無理だと思う。
と、すると、今の私の状況は何だろう。

そして、お風呂に入って、ふっと思った。
また、あの人に会ってみよう。