ダークバスター 8
- カテゴリ:自作小説
- 2011/02/23 19:16:46
#-1 星の蒼原
逃げる
「突っ切るぞ!」
「はいです!!」
ファング共は猛スピードで突っ込んでくる俺達に気づいた途端、牙を剥き五月蝿く吠え立てながら走ってきた。
今までに出したことが無いであろう全力疾走だ。
ギリアの手を引きながら、ファング共を縫うように進んでゆく。
最後の一匹の攻撃をすり抜け、やっとのことで群れを脱出する。
やった、逃げ切れるぞ――!と思った瞬間、音も無くもう一匹が俺達の目の前に大口を開けて飛び出してきて――!?
「うわ――――!?」
素っ頓狂な悲鳴とともに、俺は反射的に杖を振り翳していた。
ガキッ
「ッッ!!お前…離せよ…ッ!!」
ファングがそのまま俺の杖に噛み付いた。
俺を振り切ろうと首を激しく振るファング。
予想以上のしつこさにとうとう頭にきた俺は、なんか知らんが怒鳴っていた。
「いいから――!はなせええええ――ッッ!!?!」
ぐわっ、と杖がファングごと持ち上がる感覚。
ファングが宙を舞っている。
思考の処理が間に合わない。
跳ばされたファングが他のもう一匹に背中からぶつかって哀れな鳴き声をあげた。
――俺が吹っ飛ばしたのか?!
「ルシファー!うしろです!」
「ッ!!」
ギリアの声で我に返る。
背後から飛び掛ってきた奴に振り向きざま火の玉を叩き込む。
流れるような動作に自分でも吃驚した。
火の玉が奴の鼻ずらで燃え上がり、淡い白に包まれたファングが、断末魔の叫びも虚しく千々に砕け散る。
だが間髪入れずに、
「ギリア!」
ギリアが五匹に囲まれている!
慌てて駆けつけようとした瞬間、ギリアがハープの弦を一本、捻りながら変な方向に弾く!
ビィィィィイン―――
鼓膜をつんざき脳内を引っ掻き回すような旋律が響き渡った(人間には聴こえない)。
ギリアを取り囲んだファング共は低い唸りを上げながら後ずさった。
「今ですルシファー!」
二人の視線が交差した。
無言で頷く俺。
出来るかは一か八か。
ゲームの中――といってもここだが――でしかやったことが無いこの杖の特殊効果だ。
軽く意識を杖の先端に集中させる―――と、見事に俺の周りに五つの火の玉が燃え上がった。
――成功だ!
「行け!」
五つの火の玉が俺の思い描いた尾を引きファング共に全て命中する。
一瞬で赤紫の炎に包み込まれ、白い光を放ちながら砕け散る。
残りの三匹が牙を剥いて吠えながらじりじりと俺達から離れていった。
「…やったのか…?」
「みたいですね…」
ようやく安心して目を合わせ、疲れた微笑みを交わした直後、先ほどの奴らとは比べ物にならないほどの咆哮が地を揺るがさんばかりに轟いた―――!!
思わず二人同時に振り返る。
振り被られた凶悪なツメが俺達の頭上に落ちる寸前、とっさに俺はギリアを庇うように押し倒した。
背中に鋭い痛みが走る。
だが構っていられない。
俺達が次に見たのは、迫る巨大な口と牙と、生温かい奴の息が吹きかかる感触―――――
えーとまず、謝罪。
変なところで切ってごめんなさい。
明日この続きから再開します。
んでは。
なんとか退治したと思ったらまた次に!
イメージが、デカイ生首www
おっと失礼ww
食べられちゃうのかな。。。
さちーーーーっ
有り難う!!!
早速着てみたよ~!
何度見ても、死んだ、幽霊・・・!?www
でも可愛いッ♪
いたただね^p^←
いあいあ、どうなっちゃうのー^q^←
なんか戦闘シーン引き込まれたwなんかいちゃついている二人は無視で((((タヒタヒタヒ
明日早く来い。続きが気になってしょうもないw
待ってまふ✿←
嘘ッ、ルシファーどうなんの^q^q^
なになになに、ギリア可愛い^q^q^*←
待ってます✿