クニマス禁漁区の設定
- カテゴリ:ニュース
- 2011/02/23 00:23:15
西湖漁協がクニマス保護のため、クニマスの生息している可能性が最も高い水域に禁漁区を設定することを決定したとのこと。
基本、喜ばしいニュースなのだが、その効果には大きな疑問が。
一番大きな理由は、罰則がないということ。と、いうことは規制とはいえ「努力規定」なのだ。「努力規定」ということは、あくまでも「クニマスを釣らないように」と呼びかけているだけで、釣ったとしても何の罰則もなく、この規定が守られるかどうかは釣り人の良心にかかっているわけだ。
意識の高い人は守るだろう……しかし、意識の高い人ばかりでないことは、何においてもよく知られているところである(最近では一部の鉄道マニアの非常識な行動が問題になってますよね。鉄道マニアだけでなく、写真を趣味とする人や自然愛好家などもそうですよね)し、経験上、多くの非常識な大人を見てきて、対応もしてきたので、性善説に基づいた規制には実効性が伴わないのでないかと心配する、というか無意味だと思っているのだ。
西湖漁協ならびに山梨県・国の関係部局(水産部局だけでなく、野生生物保護担当部局や観光部局など)には、実効性のある対策を望みたいですね。
中途半端な(名ばかりの)対策を講じただけで満足していると、西湖の関係各所は「クニマスを再絶滅させた」という負の名誉を得ることになってしまうと思うんだけどなぁ。。