ダークバスター 7
- カテゴリ:自作小説
- 2011/02/22 17:39:22
#-1 星の蒼原
「他の二人って、どうなったのかな…」
ルシファーが突然呟いた。
丁度回想を終えて余韻に浸っていたところだった。
「ヴァシカとナイト…ですね…」
「うん…」
でも、なんだかすぐに逢えるような気がしていた。
それに二人なら、モンスターに襲われたって大丈夫だろう。
「きっと…大丈夫ですよ」
「?……そうだな…二人なら…」
なにやら納得したらしく一人で頷きニカッと笑ってみせた。
「それはそうと、ここがもし本当に“ダークバスター”の中っていうなら街とか村とか、あるのかな」
それには、まだ気づかなかった。
…確かにあるかもしれない。
すぐにでも跳んでいきたいが、あいにくギリアには持ち合わせながなかった。
近くの街や村、城に跳べる“トリップライド”というアイテムで、オレンジ色の液体が入った小瓶なのだけれど…
「俺も持ってない…か」
しばらくバッグの中をまさぐっていたようだが、やれやれと首を振った。
歩いていける距離だったろうか…星の蒼原から一番近い村は“月読みの丘”だった気がする。
星の蒼原を真っ直ぐに進んだ先の丘にある小さな村だ。
ちょっと遠いけど…
「歩いていきましょうかですね…」
「そうだな。行ってみるか」
モンスターの出現率は少なめだったと思うから心配しなくて大丈夫だろう。
村人にでも会って話を訊ければ自分達が今どうすればいいのか分る。
…薄々、二人とも気づいていた。
どうやってもこの世界から、出られないことに。
第一ゲームメニューが出せないのだ。
ボタンがあるわけでもないし、ゲームから脱出出来るアイテムや呪文があるわけがない。
それに――…プレイヤーの生命線、HPとMPの確認が出来ないのだ。
もしこの考えが当たっているなら、武術や体術など何も知らない私がモンスターと会ったらひとたまりもない。
“全て自分の力で戦う”。
唯一の助けはアイテムと魔法、アビリティと武器と防具のみ。
そのほかは自分でやれと、そういうことだ。
己の意思と決断で、“何が出来るか”なんだ―――。
行く先が分らないなら進むだけ。
負けない、モンスターにも、ゲームにも。
そして十分ほど歩いた頃、
「…止まってギリア」
ルシファーがいきなり押し殺した声で鋭く忠告してきた。
彼が見つめる先に視線を合わせると、
「…ッ!!」
「分が悪い…」
狼形のモンスター、“ファング”。
どうやら運悪く奴らのテリトリーに侵入してしまったようだ。
なわばり意識が強く好戦的で、常に五匹以上の群れで行動している。
モンスターの数は十。
五匹ずつ倒すことを考えても、奴らは一度に襲い掛かってくるという厄介な性質を持っている。
しかし、ここを通らなければ村には辿り着けない。
非力で相性が悪い白魔導師と吟遊詩人が出来る唯一の選択、それは――
逃げる
「突っ切るぞ!」
「はいです!!」
二人はファング共に向かって駆け出した。
はいやー!
さて、いよいよ戦闘です。
どうなることやら・・・?
でわー。
ごめ、マジでそうだったら申し訳ないんだけど…
逃げたらナイト達と逢ったりとかあるんだろうか…^q^
いや、戦闘中に出てくる事も…etc(黙っとk
これ良いわ✿
ファンです(*´∀`*)
戦闘開始ですね!!
後の二人の登場はいつかなぁとワクワクしてます~♪
次回も楽しみにしています!
いつも楽しみにしてるぜ☆
ルシファーとギリアはこの難局を乗り切れるのかな・・・
最近、RPG系にはまってるのでめっちゃ楽しみ♪
あーヤバイ、禁断症状出たわw読み直そう♪←
主人公が死んだ点では俺の小説と同じですね
戦闘開始ですか!次回が楽しみです
ゲームの世界には行きたいけど、戦闘が怖いな(´・ω・`)←
続き楽しみにしてますbb
早く続きが読みたいです┣¨キ(*・д・*)┣¨キ
戦闘場面にくるのか。
ドキドキ。。。
いやしかし、やはり出られないんだ、そこから。
二人、いや、後々出てくるであろうパーティメンバーも含め、
一体何が出来るのだろうか。
きっと力を合わせれば……!
なんてこともあるのだろうか。。。
楽しみに待ってるよ!