ダークバスター 5
- カテゴリ:自作小説
- 2011/02/20 14:16:07
#-1 星の蒼原
○
ピッピッピッピッピッ――――
夢の隙間に、目覚ましの控えめなアラームが入り込んできた。
「…あさ…なの…です…」
霞む目を擦り、大きな欠伸と伸びをする。
「………」
伸びの姿勢のまましばらくボーッとしたあと布団の温もりを名残惜しく思いながら抜け出し、目覚ましを止めた。
駄目だ…ものすごく眠い…。
ベッドからのろのろ立ち上がり、壁にかけてあるセーラー服に着替え始めた。
“鍵崎 里亜”(カギザキ リア)。
それが私の名前。
大昔うちは、有名な鍵屋さんだったそうだ。
そうそういる名ではないし、とあるお城の鍵まで作ったことのあるらしい。
だからこの名に誇りを持ちなさいと祖父と祖母に言われたが、いまいち自慢することに理解が出来ない。
未だ眠気が醒めないまま母が作ってくれた朝ごはんを食べ、欠伸をしながら玄関を出た。
「今日もいい天気なのですー♪」
飽きずに二度目の伸びをしながら朝の空気を楽しんだ。
通学カバンをブラブラしてスキップなどしてしまう。
私にだって悩み事の一つや二つ、いやそれ以上ある。
でも、いつ来るか分らない最後の日のために、私は私として“今”を楽しんで生きなければ勿体無いと思うのだ。
そう、一度きりの大切な人生なんだ。
私には世に絶望している人たちの気持ちが分らない。
――“どうしてそんなにつまらない顔をしているの?
幸せもいいことも、全部気づかないで彼方の横を通り抜けちゃうよ”。――
私の大好きな言葉。
嘘でもいいから笑っていれば、幸せだってやってくる。
そんな暖かい日の朝――、まさかあんなことが起こるとは夢にも思わなかった。
「早く…ルシファーに逢いたいな…」
ゲームのことを考えていると自然と笑みがこぼれてくる。
私の好きな…ルシファーと…。
歩道橋が見えてきた。
あれを渡ればすぐに学校だ。
順調に上り、陸橋をのんびり歩きながら少し下を見てみる。
「…ん、…」
何だろうアレは…物凄いスピードで道路を突っ切ってゆく大型トラックが目に入った。
信号は赤。なのにトラックは、止まる気配を見せない。
そしてその先の横断歩道になんと、立ち止まっている少年がいる!
周囲の人々までもがおかしな雰囲気を感じ取りざわついていた。
「あれ…ヤバイ…です!」
小走り気味に陸橋を渡りきり下り階段に足をかけた瞬間…誰かに、右肩を押された気がした。
「や…――あッ?!」
桐のように一回転し、私は背中から落ちていた。
時間がゆるく流れてゆく。たくさんの悲鳴が遠ざかってゆく。
届かない手を手すりに伸ばし、
「ルシファー…ッ!」
意識が消えた。
こんにちは。
今日はちぃっと早い時間に更新ですb
さてさて、ギリア視点は楽しんでいただけましたか?
察しのいい方は気づいたでしょう。
そうです、全員分の視点からゲームに入ったいきさつ、やります。
四人主人公ですからね。
では。
あれ?ってことはぜいいん死ぬ?
姉妹がみんな叫んでたもんで、つい^q^
それにしてもギリアはルシファーが轢かれちゃうとこを目撃してたってわけでしたか。
この後も楽しみ✿
面白い設定ですね♪
ネトゲものだとソードアートオンラインがありますけど、違う感じで面白いです^^
一瞬…誰?ってなりましたが、主人公が違ったんですねー!
あとの二人が主人公になるのも楽しみにしています♪
たしかにギリアかわええ(*´ェ`*)ポッ
あとの2人もどうやってゲームに入っていくか気になります┣¨キ(*・д・*)┣¨キ
やっべ、可愛い、うn(
嫁にほしいわマジで^q^
両思い系ですk(
くっそぅ…ルシファーめ…!!!((おm
トラックに轢かれたい、歩道橋から落ちたい
初めてそう思った気がするよ…w
誰だかは分からなかったけど。
そして、それで死んでしまったのか。
切実に嫁に欲しい((タヒ
tk二人まさかの量思いなのか・・・?((漢字 くそぅ!!!←
他の方々はどんな感じでゲームの世界にINなんでしょうかぬーw
続きが気になってしょうがない症候群←
そうk……みんなそうやってゲームの世界に入ったのか…
か、可愛い名前で・・・(´-ω-`)