ダークバスター 【初回】
- カテゴリ:自作小説
- 2011/02/17 21:02:47
#プロローグ
『喰らえ“フィアンマソード”!』
『うおお…一気に死んだ…』
『さっすが姉貴なのです』
『危機一髪だね。てか誰か回復してくれない?』
『ポーションくらい持って来い!…ったく…“ヒール”』
オンラインゲーム。
夜な夜な真っ暗な部屋に閉じこもってPC。
今の所俺の人生で唯一の楽しみだ。
一応夜中の1時までという鉄則は自分の中であるものの、滅多に守れたものじゃない。
現に今深夜2時だ。
もはやこの鉄則はあってなきようなものだ。
ま、これでも朝は大丈夫なほうだから心配はいらない。
ついでに俺は高校生、親とは別居中で怠惰の限りを尽くして毎日遊んでいる。
『ルシファー!る・し・ふぁー!あー!!』
――あ
≪ルシファーに450のダメージ!ルシファーは死んでしまった≫
無慈悲なテロップ。
『あーあ。何ぼんやりしてんのよ』
『むー…まだ使いたくなかったのです…“女神の涙”使ってやるです』
≪なんと!ルシファーは生き返った!≫
フォオオオン…という音とともに俺の体力バーが全快する。
『ごめん…』
『白魔導師なんだから気をつけてよね』
『お前らが勝手に押し付けたんだろ?!』
『ルシファーが怒ったのですー』
ルシファー…それが俺のゲームの中での名前だ。
悪魔の名からいただいたこの名を、俺は結構気に入っている。
ついでに白魔導師という回復役を押し付けられたのは最近だ。
見ず知らずの他人である彼らとパーティを組んだのは先月だったが、致命傷が一つ。
回復役が居なかったのだ。
失礼な話で、入ったばかりの俺は何をしていいか分らず暇を持余していた所、暇そうだねと言われこの通りだ。
暇というのも、俺はその頃本当にこのゲームの初心者で“職業”なるものの存在を知らなかったのだ。
『あ、もう深夜2時だ…』
『え?時間立つの早いですー…』
『どうする?折角ここまで来たのに勿体無くない?』
『確かに…』
困った。確かに、このまま行くと確実に3時まで寝られないだろう。
というのも、そろそろ皆30Lvになったところで少し長めのダンジョンに挑戦してみたのだが、案の定出られなくなったのだ。
現在40フロアの階段の目の前に居る。
全50フロアで最奥にはボスモンスターもいる。
ここで帰るのは勿体無いのだ。
『行ったほうが得じゃない?』
『ボスなんてあっという間にけちょんけちょんにしてくれるです♪』
『そうだね、行こうか』
『おう』
適当に襲い来るモンスターを掻い潜り、急ぎ下層へ向かう。
このダンジョンの地形は火山。
地下に行く作りなのだが、進むごとに背景がどんどん暑苦しくなるのが気になるところだ。
周りのマグマやゴツゴツした溶岩の塊がポリゴンのくせにリアルだ。
途中またルシファーこと俺が死に掛けたけどそれ以外は快調すぎるくらい快調。
49フロア到着―――
『ボスって何かな?』
『火山系なんて始めてだよね。気をつけて行こう』
『白魔導師くんは後に下がるですよー』
『るっせぇ!』
巨大なボスフロアの両開きドア。
入ったら出られなそうだ…まぁ、最悪全滅したら悔しいが“始りの泉”でだな。
『行くぜ』
俺は扉の前に立った。
するとスゥ―――ッと音も無く重々しい扉が奥へと開いていく。
パックリと口を開ける闇。
一歩踏み出した瞬間、奥へと続く紅いカーペットの両脇に立つ燭台に、青白い炎が燈った。
ボボボボボン――と次々に噴きあがる炎に照らされて、フロアの奥に陣取る巨大なシルエットが淡く浮かび上がった。
とにかくデカイ。巨大なツノ、巨大なキバ、巨大なツメ、巨大な…翼…?
その全てを見終わらぬうちに、ボスの紅い瞳が輝き、紅蓮の炎が薄く開いた口から溢れる。
『何じゃコイツぅううう―――ッ!?!?』
『いやあああああああああああああ
『こここ、こッ、こんなの出るとは、聞いてないです―――ッッッ?!?!?!?!』
『…嘘だ』
それぞれの断末魔が見事に画面を埋め尽くし、俺達はブレスに飲まれるように死んだのだった―――
≪ パーティは全滅した… ≫
まさかの文字数アウト寸前←
プロローグが入りきらないという事故が起こりました(
では適当にコメントおせよくださいー。
コメ数次第で続くか続かないか決まります。
オンラインゲーム、昔していたのでなんだか懐かしくなりました!
わしの二コタで飼ってるぬこの名前ぜよw
悪魔でふねーw
下のコメと同じく山田さんぽくてぐっとでふ|◞౪◟◉`)bb
オンラインゲームやったことないけど、やってるみたいになってドキドキしちゃった
じゃないかd(*´∀`*)b
なんだか、私の好きなリアル鬼ごっことかの、山田さんみたいな気がしてならないw
多分違うと思うけどね。ホラーじゃないっしょ!?
最初さ、敬語キャラかわい~って思ってたら、ひぐらしの梨花ちゃんになっちゃって、
そしたら、魅音とレナも出てきて、結果主人公が圭一になってしまたぜよwwww
是非続きを願いたい。
ネトゲは麻薬なのでよい子は手をださないようにwww
いあいあ、是非続けてほしいよー✿
読みやすいし、面白かったお(゚◡゚)
是非是非、続きが読みたいゼヨ★←
刹芽と同じく、デスマス口調の奴が好き(
バーっと読んじゃいました✿
続き楽しみにしてますね゜+.゜(♥´ω`♥)゜.+゜
読みやすいb面白いbパーティのデスマス口調の羽入みたいな奴が何か好きb(
いいなぁ、深夜にゲェム。
続きが気になるZE✿
読みやすいのぅ(´-ω-`)
ルシファーの本名が知りたい←
こういう感じ好きです♪
ルシファーとその仲間たち(え)の今後が気になります((*゚,_ゝ゚)ゞデシ!!
続きが気になりまさぁ先輩←