君は鴨居玲を知っているか。
- カテゴリ:30代以上
- 2011/02/13 00:19:08
今日は散歩に出かけた。
近くのスーパーまで惣菜と明日のパンを買いに。
行きがけに海際にある広い公園を通った。
街はランタンフェスティバルで混んでいるけれど
風も強く寒かったためか、広い広場と波止場には誰もいなかった。
夕日の残照が少し残り、いつも通り山と海が美しかった。
長崎県立美術館に入った。
スイスの美術館のコレクション展示をやっていたので見る事にした。
「Kunstmuseum winterthur」
ゴッホがやっぱり好きだ。
郵便夫の絵が一枚だけ展示されている。
http://plixi.com/p/76689457
右側が今回の展示、
左側が帰りにミュージアムショップで見つけた絵葉書。
やっぱり本物はいいのだけど、絵葉書のも気になる。
どこに有るのだろうか。
ゴッホは繰り返しこの人の絵を描いたらしい。
常設展に向かった。
鴨居玲の絵があった。
「私の話を聞いてくれ」
http://plixi.com/p/76692091
この暗い絵を見た瞬間、体中の緊張が溶けていくような
不思議な感覚に包まれた。
暗い表現で人間の奥底を表現した画家。
司馬遼太郎とも親交があり
スペイン・南米などを旅行し
最後は自殺した。
http://p.tl/aOOB
僕には誰かに、そしてみんなに理解してほしいという欲望が有る。
でも、全ては表現できていないし、表現できても理解されない
という自覚が有る。
その想いの奥底に暗い孤独があるのかもしれない。
その共感に身体が反応したのかもしれない。
老人が腰を屈め、必死に言葉を絞り出そうとしているのか
誰も相手にしてくれない中で、自分を理解してくれる誰かを探しているのか。
この表現を見た瞬間に感じたリラックス感は、
そのような想いを持っている人間が他にもいることを
知った安心からきたものかもしれない。
まぁ。そう焦らなくてもいいし、ふと気付けただけでも
めっけもんということでね。
間違いなく、いい発想力、観察力と表現力とを持ってるんだから。
お互いに理解されないもの同士、理解されたい寂しがり屋さん同志ということで
ゆっくりつきあっていきましょう。
しばらくは自分のペースでね。ww 無理すんな (^_^)
でも、全ては表現できていないし、表現できても理解されない(´・ω・`)
今の自分にはもってこいですよw
絵,,初見ですが,,,
伝わるものがありますね...
そうですなー。
種類というか、僕たちの寂しさの中に子犬の寂しさが含まれているのかもですな。
子犬の寂しさは感情的で反応的で動物的で(あったり前か。)
奥底に有るのは「怯え」?
僕たちの寂しさというのは、ちょっと高級かつ複雑で
やっぱり自我を感じるからなのかもです。
奥底に有るのは「不安」?
「寂しさ」と「淋しさ」の違いも気になっていますのだ。
「孤独」はみんなが持っているのに
でも、それにみんな気づかないまま生きていて
だからみんな「寂しさ」を感じるのかも。。。。
「貴方は孤独?」
って聞かれるのは、ぼくは
「うん!うん!もちろん!」
って答えるかもしれないけど
普通の人はいやだろうな。
なんちって。
バレンタインの書き込みじゃない気がしますね。
でもね、てらちゃん、子犬が感じる「寂しさ」と私達が感じる「寂しさ」は、少し種類が違うような気もするよ。
求めてるものが違うっていうのかな~~。。。
うん、難しい!! ワタシももっと、考えてみる!www
本物見たら、ゾクッとです。
言葉と孤独。そして思考。
あれから、ずっと考えていますよ。
本当にくーやさんはズバッとした一言を残されていきます。
脳科学者や心理学者の中には言葉が思考を生んでいるという人もいるんだけど
実際はもっと抽象的でプリミティブな感覚も思考には含まれている気もするんですよね。
子犬が一人っきりにされた時に、くーんくーんと鼻をならして寂しそうな
声を出しているときって、やっぱり人間と同じような孤独を
感じている気がするんですよね。
でも自我はやっぱり言葉によるものが多いと思うし。やっぱり難しいっすね。
確かにこの絵を自分の部屋に飾るのは。。。。
毎日心を締め付けられそう。
今、自分の部屋には本とマンガばっかりですが
奥さんの「若い頃の」写真と映画「レオン」の葉書、
ゴッホの「ある男の肖像」の絵葉書が
飾ってあります。
本当はいい絵を飾りたいのですが、いい絵っていうのが
みつからないんですよね。
絵葉書は安いし、簡単に取り替えられるし。。。
そうです。生の絵は違います。
キャンバスの目から、塗りたくられた絵筆の動きから
なにか訴えてくるものが有るのです。
リンクは僕の写真の腕もあまり良くないし、所詮、絵葉書だし。
今回、写真のリンクをのせるのを迷いました。
多分、不快に感じられる方も多いだろうし、
やっぱり本物の絵を見ていただかないと
あの感覚まで感じられないのではないかと。
(例えその感覚が僕にしか起きないものだったにせよ。)
コメントをONにするかどうかも迷ったのです。
でも、やっぱり自分を理解してほしいという気持ちを
表すにはこの絵を見てもらうしかないと思いました。
コメントも頂く事で、自分自身の理解も深まるんじゃないかと。
実際、皆さんのコメントからはバリバリ刺激を受けています。
絵本作家さんの「五味太郎」さん。好きです。
5冊くらい持っているんじゃないかな。『さる・るるる』とか名作。
長崎の大浦天主堂に行く道の横に「祈りの丘絵本美術館」というのがあります。
http://www.douwakan.co.jp/museum
建物もジブリ風でステキなんですが、置いてある絵本もステキなのが多いです。
長崎にお越しの際は是非お越し下さいね。
ミュシャも好きです。
日記や好きな本のしおりなんかに使われて、
お嬢様が成人された後にその日記を見た時にしおりがぽろっと落ちて。。。。
(かってにもーそーちゅー。)
ブロコメ復帰ご苦労さんです。
抉られますよねー。僕もポスターとか見ていた時はそういう印象だったんです。
多分、普通の人はちょっと引きますよね。
でもね、本物を観賞した時には、ふわーっというような体中の緊張
(寒い時に顔が引きつっているような感じ)が抜けていく
(お風呂に入った時の脱力みたいな)感覚だったんですよ。
やっぱり共感→安心感なのかな。
ムンクやダリはスペインに行った時に、美術館を一生懸命廻って
沢山見ました。
長崎の常設展にもダリが一点、ピカソが2点くらい有ったと思います。
でもそこに感じるのはやっぱり興味でしかなくて共感?みたいなのは
そう、ゴッホとかゴヤとか今回の鴨居さんのような絵で感じます。
ピカソの「ゲルニカ」もすごかったな。
なんか全部暗いなぁ。奥底に暗いものがあるんだろうな。僕の中には。
でも、ま、いっか。 ( ̄ー+ ̄)ニヤリ…。
アウトサイダーアートは昔NHK特集でやっていたので興味はあるけれど
山下清もアウトサイダーなのかな。表現する側による区分けって
見る側からすると。。。(早速、ワサビでピリリ)
とかなんとかいいながらゴッホの過去を調べちゃったりして。
ミュージアムショップはいいですよ。今回思ったのは
長崎のお土産は長崎美術館のミュージアムショップで買うべし!
でも家が狭くなるのが嫌いなので、大体は見た絵の葉書しか
買わないですね。
といっても、私の部屋には、下手の横好きの母の絵手紙しか、貼ってないwww
この絵の人にそういっているのか・・・
そっかー。そういう見方も有るんですね。
僕は作者の中の叫びという見方しかできませんでした。
ゴッホはいいです。もう、すごいいいです。
他の画家の絵が目に入らないくらい。
とにかく色彩と印象が好きなんですが
悩んだ末の明るい色調というか、コントラストというか
もう、言い表せないくらいです。
いえいえ。 (*´∀`*)
つねきちサマのブログを読んで
僕はいつも刺激を受けていますよ。
美術館に行ったのもつねきちサマの
学びのブログを読んだからなんです。
また勉強させてください。
美味しいお茶でほっこりとした気分になりながら。
そうですね。明治から大正、戦前から戦後などの時代の変わり目は
作品から感受性が高い方が多い気がしますね。
やはり時代の変わり目の雰囲気を感じ取りながら成長されたためなのでしょうか。
でも、現在の自殺率増加の要因は少し違う気もしますね。
(すいません。変な方向に話をふっちゃた気もします。)
僕は理解してほしいという気持ちと、人に認められたいという気持ちを
両方持っています。
ちょっと似ていて、ちょっと違う気持ちじゃないかな。
愛する人には理解してほしいけど、認められなくてもいいけど
恋する人には理解されなくても、認められたい。
なーんちって。
お惣菜はなすの揚げ浸し、ブリとアジのお刺身、煮物を買いました。
パンはチョコパンが欲しかったけど、この季節には悔しかったので
食べるラー油とキャベツのパンを買いました。
まぁまぁ幸せです。
お久しぶりです。私も美術には疎いです。絵なんか描かせると
もうどうしようもないです。
仕事の上でも苦労しています。 .+:。(^_^ *)
人は人を完全には理解できない。ということはやっとこさっとこ
理解しつつ有ります。
スピード重視でもなくて人の付き合いの根本として重要な事と捉えています。
この絵には解釈とか理解とかではなくて、ただ力がふっと抜けるような
「安心」のような感覚を感じたのです。
初コメントありがとうございます。
そうですね。鴨居玲さんの他の作品も同じ部屋に有ったのですが
やはり圧倒されました。
でも、この絵に僕は一番惹かれました。
一度、展覧室を出てから、気になって、もう一度見に行ったりして
じっと見てしまいました。
麻生三郎さんの絵を見させていただきました。
興味がわきました。でも実際の絵を見てみないと分からないのでしょうね。
京都で展覧会をされているようですので機会があればいってみたいなと思いました。
理解するということは、お互いに理解できない部分が有ることを理解して
そのうえで理解できる部分を理解したということかもしれませんね。
うーん。何を言っているんだろう。分かってもらえるんだろうか。
でも個性があるっていうことと理解するっていうことは別な事で
やっぱり僕は僕の事を理解してほしいとうい欲求を抑えきれません。
だから、こんなにくどくどとしたブログやコメントを書いてしまうのです。
本物見たらきっと、ゾクッとくるだろうね。
孤独か~~誰でも持ってるんじゃないかな?
そしていつも誰かに自分を分かってもらいたい、と思ってる。
前にも書いたと思うけど、人は「言葉」を持った時から、孤独になってしまったんだって。
(。-`ω´-)ンー 難しいね。。。
絵は写真で見るのと、生で見るのとではものすごい違いがあります。
写真だけでこの迫力ですから、
直でみると、どれだけのモノがあるのでしょうね。
そして、その絵の感情はいくら時間がたっても風化する事はないのだと思います。
絵、写真、造形、文章…
どんな形であれ、どんな気持ちであれ、
心を表現する術を持てるのは、幸せな事だと思います。
でも、何故かその作品で救われる、新たな考えたを持つ事ができるのは、
作者本人ではなくて、それに触れた人っていうのは皮肉ですけどね。
私も地元の美術館は時々行きます。
最近で一番おもしろかったのは五味太郎さんのでした。
絵本作家なのに、面白い世間の見方をしますよね。
以前一緒に行った時、
娘が誕生日のプレゼントにって
私の好きなミュシャのしおり、買ってくれました。
もったいなくて、使えません。
こういう風に抉られるような絵は最も気になります。私はムンクが最も好きで(罪という絵が好き)、シーレも好きです。やっぱり、彼らの絵は観るたび深く傷つきます。
ヘンリータイガーらのアウトサイダーアートも興味あります。都心はいい美術展が沢山あって羨ましいな。
ところで、ミュージアムショップって心躍りますよね♪でもMOMAグッズは高すぎる!
初見です いい絵ですね
この絵の人がそういってるのか、この絵の人にそういってるのか・・・
ゴッホはいいですよね
甥の名前、ゴッホの弟から頂いてます❀
私より深く物事を見ていますね^^
私は楽天的なのでそこまで深くは考えられません。。。
いつも
てらもっち様のブログは深く物事を書いてあって
こちらとしても学びがいがあります⌒ω⌒
自分の心の闇に捕らわれての自殺って多い気がする…
感受性が人より抜きんでている故なのかなぁ
んー認めてほしい、ていう感覚とちょっと似てる・・かな?^^
いいお惣菜とパンは買えましたか?(´∇`人)
私は美術には疎いですが、鴨居玲の画は押し殺してきた自分を思い出すようで、あまり直視できません。
「悩み」「迷い」「葛藤」と言う感情はできるだけ排除してきたのですが、優柔不断でぼーっと考え事するのが好きな自分が顔を出すんですよね。
人は人を理解できない。
他人は私を理解出来ないし、私も他人を理解出来ない、と割り切ってしまえば多少楽かと。
それが人として良いか悪いかは別として、スピード重視ならとりあえず結果は良いです。
美術にうとい自分ですが、「なんでも鑑定団」にたまに出てくる
鴨居玲さんの作品には圧倒されます。
素人目で見ても他の作家さんとは異種な感じですよね
すごい絵を描く人ですよねー
やっぱり好きな人多いんですね。
両者の絵とも…私には長時間凝視するのが難しいです(;´∀`)
理解は…みんなに理解されたなら、みんなの思考回路が一緒になってしまいそうで…
誰も知らないような考えを持っている、誰もわからないような感覚がある方がわくわくします(笑)
その分他人との差異が大きいときのトラブルは、互いの言い分が平行線を行ってしまってなんとも困ることが多いですが…;´`
理解してくれる人を探すよりも、理解出来る人を探す方が早そうなのにな…とも(´・ω・)
でも100%の理解は、他人も自分自身でさえも難しいですし…自分の認識している自分と他人の認識している自分が一致することはまず無いんですよね
うーん…理解ってなんでしょう……?(?□?)←