前漢(西漢)・中央【皇帝の家政機関】
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- 2011/02/10 09:50:51
少府
帝室財政を司るものであり、機密文書・後宮などの管理も行った。
官の中でも最重要であり、その属官も多い。
機密文書を取り扱う尚書(尚書令・尚書僕射)、
宮中の医療を取り扱う太医令、食事を取り扱う太官令など。
水衡都尉
B.C.123年に少府より分離して設立。貨幣の発行などを司る。
郎中令→光禄勲(B.C.104年)
主に皇帝の身辺警護を扱い、それ以外の皇帝の身辺に関することも扱う。
衛尉→中大夫令(B.C.156年)→衛尉(B.C.142年)
宮中警備・防衛。
中尉→執金吾(B.C.104年)
首都長安の警備・防衛。
太僕
皇帝の車馬及び軍馬等の管理。30万頭もの馬を養っていた『漢官儀』。
宗正→宗伯(4年)
宗室および外戚に関する全てを扱う。
奉常→太常(B.C.144年)
奉常は皇帝の祖先祭祀を全て扱う。