遅ればせながら、今週大きな話題となった大相撲の八百長について。
複数の関取の携帯電話から、八百長の打ち合わせと思われるメールのやりとり
が見つかった。野球賭博の捜査で没収された携帯のメールを復元したものだと
いうことだが、あまりにも生々しい、かつ軽々しいやり取りの内容に、本当に
あきれはててしまった。
以前からそういったことが行われているという噂は絶えなかったが、今回は決定的
な物的証拠が出てしまった。もちろん、多くの関取は一生懸命稽古して、つねに
全力で相撲を取っていると思ってはいるが、この証拠の生々しさは、大相撲に重大
な影響を与えることは間違いない。
まず、もう相撲はスポーツとしては成り立たなくなる。そりゃそうだ。どんな熱戦を
見ていても、千秋楽の優勝決定戦であろうとも、これが、もしかしたら、全力勝負
じゃないかもしれない、なんてことが頭をよぎった瞬間に、もはやそんなもの面白
いわけがない。。。

大相撲が開催されるためには、絶対に二度と八百長が起きないようなシステムを
構築しなくてはならない。しかし、そんなシステムを作ることは、想像以上に難しい
のだ。

子供の頃から相撲が好きで、ごひいき力士の対戦ともなれば、小学校から走って
帰ってテレビを見ていた僕としては、相撲がこんな風に汚れていくのを見るのは、
本当に耐え難い。