学生の頃、夜な夜なダチの車でドライブをしてました。
別にどこに行くわけでもなく、夜中に出かけるって事をしていました。

よく車をだしてくれてたヤツは身だしなみ等を気にかけるヤツだからという事もないんでしょうが、車にはかならず芳香剤がありました。
『今回はこんなヤツを買ってみたんだ』
と、数ヶ月に一度は何かしらの香りが車に充満してました。

ただ、オイラはこの芳香剤ってのが余り好きではありません。
もっとも、オイラもダチもスモーカーだったので、車内の香りなんて、あって無いようなもんでしたけどね。

元々、トイレの芳香剤という習慣も子供の頃からありませんでした。
『うわ！くちゃ！』
『とりあえず、窓を空けとけ～』
という具合でした。

え？ウチだけ？ちがうよね？

さて、ウチの会社は日用雑貨を扱っている関係上、営業の方はサンプルとして色々もらってきます。
で、処分できないサンプルを他の社員に配ってくれたりします。

会議が終わって自席に戻ると、ドンっと置いてあるものがありました。

『えっと、コレは・・・どうしたんですか？』
『なんか、サンプルでって配ってましたよ？』

とパートの方が教えてくれました。
机上にあるのは、トイレの芳香剤ラベンダーの香り（お徳用サイズ）

『ずいぶんと・・・大きいですね・・・？』
『長く使えてイイんじゃないですか？』

確かに。
せっかく頂いたものですから、使ってみましょう。

さて、オイラは単身の大阪暮らしで六畳一間のワンルームです。
居間もキッチンも洗面所もすべてがミニマム。
つまり、トイレも狭いわけです。
広い必要もありませんけどね。

その狭いトイレにお徳用のラベンダーの香りを置くことにしました。
というか、置く所すらないから床にじか置きです。
もらったヤツは芳香剤のしみ込んだ布みたいなヤツを引き上げておくタイプです。
どのくらい空けるのが適正なんかサッパリわからんので、とりあえず３分の１程度にしました。

うわー。におうねーコレ。
芳香剤特有のにおいがします。
この脳天に突き刺すようなにおいが苦手なんだよなー。
そそくさとトイレを出ることにしました。

その次の朝、いつものように起きましたが、いつもの朝ではありませんでした。
なんというか、鼻の奥にぺっとり厚みのある何かしら不快なものを詰め込まれたような？
うーん。表現が難しいですが、とにかく嬉しくないにおいがしました。

こう、脳天に突き刺すような・・・・。
って、コレって、アレだよね？

そうです、トイレのドアをしっかり閉めなかったせいで、部屋中にラベンダーの香り～～～。
しかも濃厚ですよ！。

すかさず、飛び起きてドアを開けました。
芳香剤の匂いを消すためにね。うーん、本末転倒？（笑）

しかも、３分の１も引き上げるのは出しすぎであったようです。
トイレに入ったら、もう刺激臭か？ってほどのにおいでしたからね。
起きたばかりなのにぶっ倒れるかと思ったもん。

そんなわけで、ラベンダーの香りのトイレの芳香剤はほんのすこぉ～～しだけ蓋をあけた状態をキープしています。
それでも、結構においますからね。

うーん。
どれくらいもつんだろう？
向こう１年ぐらい、ウチのトイレはラベンダー畑でしょうかね？