思い出の本
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/01/26 01:39:29
ずーと昔の話。
秋津丸は列車に乗って旅行するのが好きだった。
旅のお供には、本と音楽。
こういうときの本は、ちょっと難しい方がいい。
たとえ旅行の間で読み切れなくても、それもいい思い出だ。
音楽も、普段は聞かない人のアルバムを一つだけ持っていくのがいい。
後で、そのアルバムを聴いたときに、旅行の思い出がよみがえってくるからだ。
と、自己陶酔的な事を書いているが、
これを守らないと大変なことになるんです。
まだまだ、旅行の中心が列車だった頃。
上野発の夜行列車に乗って北海道に行くことにした。
手には「宇宙皇子」シリーズの1~3巻。
(※「宇宙皇子」は1シリーズ約10巻ずつの5シリーズものの小説)
これを、上野の駅で待っている間に読んでしまい、
あわてて、売店で池波正太郎の文庫本を買い、→この頃は活字中毒だった
後は、青森、函館、札幌と通過駅ごとに買い足していって、
最終的に1シリーズ10巻を手に持って旅行するという、
訳のわからないことになったのです。
そして、
「宇宙皇子」は3シーズン目くらいから読んでいない。
上野発の夜行列車といえば、
「津軽海峡冬景色」が出てくるのは、
遺伝子レベルでの刷り込みがされているからですね。
とはいえ、
青函連絡船が廃止され、
夜行列車もなくなった(季節運転はしてるのかな?)から、
今の若者には意味不明な歌詞になっていくんでしょうねぇ。
ちょっと悲しい(T_T)
やっぱりリタイヤしましたか。
あの続きは読みたい気もするんですけど、
買う気はないし・・・。
今の旅行は、電子書籍を持っていけば、
問題ないんでしょうか。
でも、本をじっくり読みたいときには、
のんびりと列車の旅がいいんですよね
私は天上編(2シーズン?)でリタイアしました。
ただでさえ旅支度はかさばるもの。
文庫10巻はキツイですね^^;