木島始と銀色夏生
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/01/25 18:32:26
今回のお題は「小説/詩」か…。
小説は書き始めるときりがないので、
好きな「詩」を創り上げる人について書いてみようと思います。
私も時々、詩のようなものを書いていたりしますが
原点はこのお二方の世界にあるように思います。
銀色夏生さんについては、
読書好きな同年代の方なら多かれ少なかれ
目にしたり読んだりしたのではないでしょうか。
貴方と私
君と僕
彼と彼女
自分の周りを見渡せば、必ず何処にでもある感情を
美しい写真とともに表現した文庫本は
今でも開けば、あの時代の自分に会えるような気がします。
一方の木島始さん。
実はこの方の詩集は「遊星ひとつ」という単行本
これ一冊きりしか持ってません。
でも、本の帯にあった
「人がみな 見えない鎖で
つながれるのなら
新しい友よ 誰よりも
きみとがいい この夢」
という言葉に一目惚れして購入しました。
(この言葉は「路傍のうた」という詩の一部です。)
この人の、この本以外の詩集を買いますか?
と聞かれると返答に困るのですが。
とにかく「遊星ひとつ」の中の詩全てにおいて
言葉の選び方、遊び方、表現の幅が
私の心を射抜きましたね〜。
銀色夏生さんは、恋する女の子なら誰でも
共感出来る部分があるので、簡単におススメできますが
木島さんは…人を選びますね……。
人を選ぶ。
おなじ感性の人を呼ぶ、とでもいうのでしょうか。
詩とはそういうものなのかもしれないと思います。
銀色夏生先生の本は、昔よんでいました。^^
詩も、もちろん好きですが、先生の絵が好きで、『つれづれノート』のエッセイや
『波間のこぶた』等のイラストストーリーが好きでした。
銀色先生の詩だと確かにオススメしやすいですが、自分が気に入っている先生の詩は
個性が強いので、人を選ぶ・・・同じ感性の人を呼ぶ・・・というのは分かるような気がします。(^^ゞ
以前は全部持ってたのですが、エッセーは処分してしまったので。
単行本でも文庫でも写真が素敵な物が多く
好きな詩は、今読んでも、ずん、ときます。
私もけいさんの考えに共感です。
詩はその人の感性や考え方、生き方によって、
好き嫌いが分かれると思います。
比喩表現が強いのが好きだったり、逆に嫌いだったり
小説の好き嫌いよりも、はっきりと分かれるジャンルだなぁ。
と、感じることあります。