♪ニコッと時代劇 ~姫の巻物の巻~ 其の九♪
- カテゴリ:自作小説
- 2011/01/24 20:59:40
刻は丁度丑三つ時。
満月がより一層光り輝くと、
大きく煌びやかな籠とそれを引く真っ白い馬が数頭、
籠の横には従者が数十人、
月から真っ直ぐ櫓に向かって宙を歩いてきた。
月詠「…うさぎ姫様…。」
姫「待てーーーーー!!」
月詠「姫様!」
姫「月詠はわらわの大事な友じゃ!
月に帰したりはせぬ!」
使者「…!」
月詠「姫様…!」
姫「どうしても連れて帰ると言うならば…
仕方あるまい、力ずくじゃ!
紅と蒼が巻物を持って帰るまで、わらわが相手をする!
ムラマサの威力は実証済みじゃ。
かかってくるならどこからでも来い!」
月詠「姫様!
あの…!」
姫「出でよ、もくもくランプの精!
よーし、出たな。わらわの願いは…」
月詠「姫様!
あちきは帰りませぬ!」
姫「願いは、月詠を…!
…え?」
使者「…月詠様、お言い付けの物を持って参りました。」
月詠「御苦労でありんす、ブーツとサンタの巾着でありんすな。」
使者「では、これにて…。」
使者達は帰って行った。
♪つづく♪
最近カタカナを覚え始めたのじゃ。
おなごが使うのはひらがなのみじゃが、
わらわは姫故、専属の師がおるのでの。
わらわは「かぐや姫」は好かぬ。
悲しすぎて、いつも涙が出るのじゃ。
おぬしは創造力が豊かじゃのう。
わらわは文よりてれびが好きじゃ。
次の話で全てが明らかになるので
しばし待つのじゃ。
ニコッと時代劇見させていただきました^^
月詠はこれからどうなるのでしょうか・・・
姫様、カタカナをお使いになられるのですか??
かぐや姫のノリではなかった???
今後の展開にワクワクwww
帰らなかったでありんすか!