文化財の行方
- カテゴリ:日記
- 2011/01/24 19:23:43
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/ancient_civilization/?1295863601
この記事をみて、予想していた事態がとうとうおこったなあ、そう思った。
去年の一月、下記のようなブログを某所に書いたんだ。
取り越し苦労だったらなあ。
そう、考えていたけれど。
実際、極東の国の、ただの一般市民でしかない私が心配しても、どうにもならない。
解ってはいるが、やはり心が痛むし、とても気になるニュースではあるのだ。
どちらの主張もわかるだけに…。
イギリスにはロゼッタストーンがある。
ヒエログリフを解明するのに大きな役割を果たした、考古学史上最も有名な石版だ。
ドイツにはネフェルティティの頭像がある。
やってきた美女という名の美しい王妃像は、エジプトの歴史上でなかったことにされたエジプトアマルナ文明の遺産だ。
写実主義をよしとしたこの時代の、最高傑作だろう。
どちらもエジプト文明の至宝である。
エジプ政府は、両方の宝をイギリスとドイツに返還要求している。 帝国主義、植民地時代に盗まれた国の宝を返せといっているのだ。
エジプト考古学の最高責任者、ザヒ・ハワス博士は、古代文明の文化遺産の返還を求めて、40カ国の代表を集めて会議を開くと宣言した。
この中には、イタリアやギリシャも含まれている。
それなら、ルーブルで最も有名なミロのビーナスや、勝利の女神ニケの像も返還要求を突きつけられるかもしれない。
イタリアはモナ・リザを返せというかもしれない。
各国の大きな美術館や博物館には、ローマの彫刻が必ずあるはずだし、エジプトやギリシャ、南米やインド中国など世界中の様々な文化財が陳列されている。
この文化財がすべて返還要求されたら、大混乱とならないか?
文化財は基本的に、その国その地方で保存展示されるのが最も望ましいけれど、こんな混乱がおきたらどうなるんだろうか。
私が心配したってどうなるもんでもないけど、随分ときな臭くて心に引っ掛かるニュースだった。
複雑な歴史と、御国事情と、あれこれからみあってややこしや~な状態です。
昔から蒸し返してるはなしでもあるんですが。
さて、どうなるのかな。
なんとなくナショナリズムのきな臭い匂いもかんじたり><
バチカンのミケランジェロの壁画修復には、日本の企業と技術が隅々まで生かされました。
あんな形での協力が世界でできたらいいですよね~。
植民地支配の時代から続く、大きな問題ですね。
盗品とは知らずに買った、善意の第3者なんて問題もありますし。
複雑すぎて混乱は必至ですよ。
とくにニュースで報道してるネフェルティティの胸像は、ドイツの目玉でもありますし…。
ほんとはね~、その文化財が生まれた土地で保存するのがベストなんやろうな。
土地の風土と、人間が生み出したものやから、全部含めての文化やんしね。
しかし、そうできないのが現実問題で。
あれこれ考えると頭痛が痛くなりそうw
皆さん同様 しっかりと保管されれば 本国で展示されるのは いいことだと思います^^
でも 色々な歴史もありますし・・・ 難しいです^^;
余談ですが イタリアのコロッセオやポンペイなど 国家修理費が少なく 崩壊していると事
企業が修理費を負担することになり 安堵しましたが
きちんと保全管理してくれる所にあるのが いいと思います^^
よそ様の国で、どっか隅っこに転がされてるならまだしも、
すごいセキュリティの中で、とても大切に保管してくれてるのなら
それはそれでいいんじゃないかな~~って思うのだけれど・・・
確かにそれもあるんですよね。
しかし、手放してしまったものは、もう戻ってはこないでしょうね。
よほどのことがない限り。
最近は仏像盗難事件も頻発してるから、水際でとめてほしいなあ^^;
まさしく人類の遺産として、今のまま保護、保持、修復保存を進めてくれたらなあ。
移動だけでもダメージくるもの><
当時のお偉方同士で、金銭のやり取りやら、思惑やらで今の場所に落ち着いた者も多い。
ちゃんと保存、保護、保持できた功績も大きいと思います。
今なら、その国で保護、保持、調査が最適ですが。
今はそちらに力を尽くしてほしいな…、
そうなんですよね。
イランとイラクが戦争していた時、ちょうど発見されて調査中の古代遺跡があったんです。
さて、戦争が終ってその遺跡がどうなったか?
ぺんぺん草しか残ってなかった…全部海外の好事家に売られた後だったんです。
…だからねえ…。
日本の文化財も随分と海外にいってますよ><
文明開化のもと、日本の古い物はいらないと仏像なんか特に><
今さら返せともいえませんしね。
収拾つかなくなって、大混乱だけならいいんだけどね^^;
そういう意味ではヨーロッパは戦利品博物館ですものねぇ・・・
もともとの土地に置いておくのが一番なんだとは思うのですが
それぞれの思惑もあって・・・どうなりますか・・・
ああ、またエジプトに行きたい・・・
イギリスが収集してたからこそ残されたという考え方もあるのでは、平和的に解決してほしいですね。
お宝も事情は千差万別、モナリザがフランスにあるのはダ・ヴィンチがフランスで死んだせいだし。
持ち出すことが許されなくなっていますね。
何せ国の宝ですから。
お隣の中国と台湾の故宮博物館。
いいお宝があるのは台湾の方。
蒋介石が台湾に逃れる時に選りすぐって持ち出したそうです。